ウッドウォールパネルのメリット・デメリットや木の種類など
壁づくりの際に使用する材料の1つとして「ウォールパネル」があります。
木製のウォールパネルを使用することで、木の特徴や魅力をプラスし、理想の建物づくりを叶えることが可能です。

本記事では、ウォールパネルを使用するメリット・デメリットやウォールパネルに用いられる木の種類、ウォールパネルを設置する際の注意点などを解説します。
今回の記事のポイント
✓ウォールパネル(ウッドパネル)のメリット・デメリットがわかる。
✓ウォールパネル(ウッドパネル)の人気樹種や設置の際の注意点がわかる。
更新日:2023/5/25
初稿:2022/6/20
《目次》
・ウォールパネルとはどんなもの?
・ウッドウォールパネルのメリットとデメリット
・ウッドウォールパネルに使用される木の種類
・ウッドウォールパネルを設置する際のポイント
・ウッドウォールパネルなら天然木材.COMのウッドパネルがおすすめ
・ウッドウォールパネルで自分らしい建物づくりを
ウォールパネルとはどんなもの?
ウォールパネルとは、壁に貼り付けるパネル状の仕上げ材のことです。
木製のものが多く「ウッドウォールパネル」「ウッドパネル」とも呼ばれます。
建物の内・外のさまざまな箇所に使用できることが特徴です。

ウッドウォールパネルのメリットとデメリット
ウォールパネルを壁に使用することにはメリットとデメリットの両方があります。
ウォールパネルの使用で失敗しないためにはメリットもデメリットも理解しておくことが大切です。
ここではそれぞれについて詳しく見ていきます。
ウォールパネルを使用するメリット
壁にウォールパネルを使用する大きなメリットは、木の質感を活かした壁を叶えられることです。
壁材にはさまざまな種類があり、最近ではウォールパネルステッカーなど手軽に住宅の内装を変えられるものもありますが、無垢材を生かした木が作り出す温かみのある雰囲気はとても人気があります。

木材の独特のぬくもりを求めてウッドウォールパネルを使用する人は多く見られます。
木にしか出せない風合いを建物にプラスできるのはウォールパネルの大きな魅力です。
また、パネルの貼り付け方や加工によってオリジナル性の高い壁に仕上げられるのもウォールパネルのメリットと言えます。

例えば色・素材・形などが異なるパネルをランダムに組み合わせて使用することが可能です。
また、パネルを個性的な形にカットすることもできます。
パネルをいくつか重ねたり、バラバラに貼り付けたり、アイディア次第でどこまでも自分らしい壁づくりを実現できるでしょう。

そのほか、年数が経つごとに風合いが増していくことも木製ウォールパネルの特徴です。
経年によってフレッシュだった木の色合いや質感がこなれていく様子を楽しめます。
壁材は年数が経つと劣化していくものもありますが、木材は年月の経過を味として魅力に変えられる素材です。

機能的には防音性などが期待できます。ウォールパネルに厚みがあるため、内装に使うことで壁が厚くなり、音をシャットアウトしやすくなるのです。
まずは、【無料サンプル】で本物のウォールパネル(ウッドパネル)を実感してみてはいかがでしょうか?
ウォールパネルを使用するデメリット
木製のウォールパネルは木を使用しているという特性上、お手入れに気を配る必要もあります。
例えばリビングに設置し、日差しが当たり続けると、表面が日焼けし変色していく可能性が。
日焼けはパネルの劣化にもつながるので避けたいところです。
直射日光が当たる壁に設置しないこと、カーテンを取り付け日差しを適宜遮れるようにすることなどが大切です。

また、塗装されていない無垢材のウォールパネルは水気にも注意が必要。
水分が付着するとすぐに吸収し、染みとなって定着してしまう可能性があります。
水が付かないよう注意する、付いてしまったら放置せずすぐに拭き取るなど意識することが重要です。
キッチンや洗面台、トイレなど水回りにウォールパネルを設置する場合は特に気を付けましょう。
水気の多いところには水に強い無垢材を使用するのもおすすめです。
⇩⇩ 耐水性のある無垢材はこちら ⇩⇩

また、キッチンなど火を取り扱う場所に関しては、建築基準法によって規定の防火性能を持つ材料でなければ使用できないことになっています。
キッチンの壁にウォールパネルを貼り付けるなら、自分の使いたいウォールパネルに不燃加工がなされているか確認しながら選んでみてください。
そのほか、木製のウォールパネルは表面に木材ならではの凸凹があります。

この質感が独特のぬくもりにもつながっている反面、凹凸や端にほこりなどの汚れが溜まりやすいことはデメリットです。
こまめにお掃除をし、きれいな状態を保ちましょう。
ウッドウォールパネルに使用される木の種類
木製ウォールパネルにはさまざまな素材の木が使われています。
インテリアのデザインに合わせて貼る板やタイプを選出することで理想の壁面が作れます。
ここではよく使用される主な木の種類を紹介します。
ウォールナット
美しい木目と高級感のあるツヤが特徴的な木材です。
世界三大銘木の1つにも数えられています。
経年により色が変化し、風合いの違いを楽しめます。
耐衝撃性が高く丈夫なこともポイント。
さまざまな加工がしやすい素材で、建物・家具など世界中で広く活用されています。

チーク
無垢のチーク材は非常に人気が高く、世界中で使用されている木材です。
こちらもウォールナットと同じく、世界三大銘木の1つとされています。
日本においては古くから高級家具の材料としても用いられてきました。
木目の美しさや部分ごとの色味の違いなど、見た目の魅力がまずポイント。

加えて強度が非常に高く、長く使えることも特徴で、アンティークやビンテージものは高く売買されています。
また、油分を多く含んでいることが独特のツヤにつながるとともに、腐食・酸化・水分への耐性も生み出しています。
オーク
ミズナラやホワイトオーク、レッドオークなどはオーク材と呼ばれます。
オークの特徴は密度が高いこと。そして耐水性や耐久性に優れていることです。
水分に強い・傷がつきにくいという特徴から、壁以外にも家具や床などにも使われることも多いです。
木目は直線や曲線など、木の部位によって異なります。

スギ
日本でも知名度の高い針葉樹で、真っ直ぐな木目と白い色味、凛とした雰囲気が漂う木材です。
スギ特有の香りも好まれることが多いでしょう。
木目に癖がないので加工しやすいこともポイント。
和風の建築にマッチしやすく、よく用いられています。経年によって白から褐色に変化していきます。

ヒノキ
ヒノキは白く明るい色味が特徴的な針葉樹の素材です。
シンプルかつ温かみのある風合いが好まれています。
針葉樹の中では最も湿気や水気に強いと言われており、浴室などにも使用されることが多いでしょう。
また、ヒノキならではの芳香も魅力の1つです。

ウリン
東南アジアに多く生息する樹木です。
固さと重さのある強靭な素材であり「アイアンウッド」とも呼ばれています。
ウリンは海辺に原生しているため、水気や海水に強いという特性も持っています。
そのためウッド デッキ材としても活用されています。
なお、ウリンはポリフェノールを多く含んでおり、これが虫避けとして機能することも特徴。高品質から大きな人気を誇る種類です。

ルヴィド
粗い木目が特徴的な樹木です。
独特な風合いを活かしてより個性的な内装が実現できます。
ラフな雰囲気がおしゃれで西海岸テイストにも良く合う種類です。

ウェスタンレッドシダー
北米に広く生息する針葉樹です。木目は真っ直ぐで色味は箇所によって異なります。
やわらかい樹木であるため加工がしやすいことが特徴です。
また、乾燥による収縮などを起こしにくいこともポイント。
加工後も材質が変わることが少ないでしょう。

また、樹木に含まれる抽出成分が強い殺菌力を持っているため、虫や微生物が繁殖しにくく、耐久性が高いことも大きな特徴です。
加えて、軽量・断熱性など、建築資材として優れた機能が多々あり、長く使える木材と言えます。
ウッドウォールパネルを設置する際のポイント
ウォールパネルを美しく適切に設置し、長く維持するためには押さえておきたいこともあります。
ここでは、ウォールパネルを設置する際のポイントを見ていきましょう。
ポイント①:こまめにお手入れする
前述した通り、無垢材のウォールパネルは水分などに弱い素材もあります。
長く美しい姿を楽しむためには、こまめなお手入れも大切です。
汚れが溜まると見た目の美しさが損なわれるだけでなく、木材の劣化にもつながる可能性があるので随時掃除をしてください。

ポイント②:ウォールパネルを取り付けられない壁もある
ウォールパネルはどのような壁にも取り付けられるというわけではありません。
例えば平らでない場所に平らなウォールパネルを貼り付けるのはまず困難です。
また、先に触れた通り、水気の多い場所や火を扱う場所などにウォールパネルを設置する場合は、パネルの素材の特性などを理解した上で適切なものを選ぶ必要があります。

また、壁紙の上などからウォールパネルなどを重ね貼りするのも難しいと考えてください。
仕上げにウォールパネルを取り付ける段階になって、取り付けができず施工がストップしてしまうなどということにならないよう、壁とパネルの相性を考えた上で壁づくりを行いましょう。

ポイント③:DIYとプロの施工どちらを選ぶか考える
ウォールパネルを施工する方法としては、自分でDIYする方法と業者に施工を依頼する方法があります。
自分でDIYをする場合のメリットは作業料金などが発生しないこと。
資材の実費だけで済むので、費用を安く抑えられるでしょう。

ただし、プロが行うわけではないため、仕上がりがいびつになる場合も。
手作りならではの味として楽しむのもありですが、大きな失敗の可能性があることも忘れてはいけません。
絶対失敗したくない人、美しい仕上がりにしたい人は、施工を業者に任せる方法が良いでしょう。
資材代のほか、作業料金が発生するため費用としては高くなりますが、プロの腕で完成度の高い壁がつくれます。
ウッドウォールパネルなら天然木材.COMのウッドパネルがおすすめ
高品質なウォールパネルをできる限り安く入手したいなら、【天然木材.COM】のウッドパネルを購入するのがおすすめです。
天然木材.COMは天然木材の専門店。多種類の木材を豊富に取り扱う通販サイトです。
ウッドパネルもチーク・ヴィルド・レッドシダーといったさまざまな種類が揃っています。
国内外の良質な木材をラインナップしており、全国どこでも配送可能。送料や新着情報などサービスに関するお問合せはお気軽に。
ウッドウォールパネルで自分らしい建物づくりを
壁にウォールパネルを使用することで、木の特性・魅力を活かした自分らしい住宅を完成させることができるでしょう。
もちろん、リフォームやリノベーションにも最適です!
今ではほとんどがジョイント 式で簡単に貼れるのも魅力的。
模様替えでナチュラルな北欧 風やアンティーク・ヴィンテージなどの雰囲気を演出することも可能。

立体の3Dウッドパネルであれば、お部屋のアクセントにもなり、カフェやブルックリン、アジアンやモダンといったスタイルにも相性抜群です。
安いリメイクシートやプリントのシールなども販売され、タイルや木目調、天然石の石などバリエーションも豊富ですが、屋外での使用は難しく、途中で貼り付け 用の粘着 テープや両面テープが弱くなり剝がれやすいのが難点。
また、素材となる木にはさまざまな種類がある他、ワイドやスリムといった幅のサイズを変えることで、また違った表情をつくることができます。

ブラウンだけでなく、ホワイトやベージュ、グレー、ブラックなどカラーも豊富になり、防水 などの加工が施されたものも取り扱いされるようになり、選ぶ楽しさもあります。
そして、それぞれの特徴を理解した上で自分の希望に近いものをセレクトすることが大切です。
ぜひウォールパネルの知識を深め、自分らしい建物づくりを叶えましょう。
また、上質な木材を使用したウッドパネルを取り揃えた【天然木材.COM】も活用してみてください。
監修者からのメッセージ

監修者:滝口 敦
(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)
木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良い無垢材を提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。
⇩ ⇩ おすすめの無垢材商品 ⇩ ⇩