木の家で得られる快適空間と暮らし
新型コロナウィルスによって突然、世界中が先の見えない不安に包まれステイホームを余儀なくされた2020年から2022年の現在に至るまで、一つ屋根の下に家族が集うことが多くなり、これまで以上に住空間や居住性、安全性について多くの方が強く意識をし始めたと思います。
家が一番快適で心安らぐ場所でありたいと願い、住み手にとっての希望やライフスタイルに合わせて考え抜かれた住まいに人気が殺到しています。在宅ワークが増え、家でいる時間が増えたことでより快適さを求め構造や間取りだけではなく、使用する素材やインテリアにも反響が出て、家づくりに対する考え方が変化してきています。
【今回の記事のポイント】
✔️木の家の特徴やスタイルがわかる
✔️木の家の効果を知れる
更新日:2024/6/16
初稿:2021/3/2
《目次》
・木の家はみんなが認める⁉
・木の家のおしゃれで人気なスタイル紹介
・木の家で得られる効果とは?
・最後に今までのまとめ
多くのハウスメーカーやモデルルームを拝見してみるとわかると思いますが、必ずと言っていいほど最近の住宅には木材を使用した空間が多くあります。それは豊かな暮らしの象徴でもある木を使うことで魅力的で、理想的な居住空間ができるからです。
弊社でも人気の無垢材は種類も豊富でお好みの空間をつくるのには最適です。イメージに合わせて色合いを選び、用途に応じて樹種を選ぶ。それは弊社のような専門店だからこそ叶う贅沢です。数多くの無垢材を直接触って実感できる【無料サンプル】もご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
木の家はみんなが認める⁉
私たちは木材の専門店として長年、個人のお客様だけではなく建築・設計の点で工務店・設計事務所、ハウスメーカーなどの方々ともお付き合いをさせていただいております。
そのため、現場の情報や木の持つ機能や、会社によって推奨している工法の違いなども含め、沢山の住宅を拝見してきました。そんな中、見てて思うのが、豊かな暮らしを実現するのにはやはり木材(無垢材)の存在が必要だということ。
木が生み出す空間は豊かさや美しいだけでなく温かみや、彩を演出してくれます。
今回は、その豊かな木の家の施工 事例もふまえて、いくつかご紹介しつつ、使用している木材なども一緒にご紹介できればと思います。お気に入りの雰囲気や、求めていたお色や木材などがありましたらお気軽にお問い合わせくださいね。
続いては、今まで手掛けた木の家の中から好評の住宅をご紹介していきます。
日本では木造建築が当たり前でしたが、従来の木造建築と比べても建物の構造や仕様、設備の変化も大きく変化しました。それは日本の気候や環境も変わってきたことで地震などの災害に強くしたり、冬の大寒波などに対する断熱などもかなり高性能なものになってきました。
そしてそれに伴い、内装のデザインも欧米寄りになり、和の雰囲気を感じるというよりもオシャレでカジュアルなスタイルが人気となっております。シンプルからラグジュアリー、オリジナリティーに富んだものまで自由度が高く、自分たちの好きなものに囲まれて暮らす風潮があります。
木の家のおしゃれで人気なスタイル紹介
そして最近流行りのアイアン素材と木材の最強タッグはオシャレの中にスタイリッシュも兼ね備えるセンスが光る組み合わせです。オーク材の無垢フローリングとアガチス材の無垢羽目板によって挟まれる空間は、何とも贅沢な空間に仕上がっています。
アガチスは万能な木材で要所で使用される羽目板の需要が多いです。また価格も他の無垢材に比べると比較的お求めやすい価格となっておりますので、住宅の要所で木材を使用した場合は是非、アガチスをご検討してみてください。
センスを引き出すラグジュアリーな趣
こちらもリビングになりますが、先ほどのリビングとはまた違い、ラグジュアリーな趣と解放感、そして照明や暖炉の存在も含めて住み手のセンスが見える住宅です。
高い天井に合わせて窓も大きくとることで開放感は増し、窓から入る日光によって床材の表情も時間と共に変化していきます。ここで使用されているのは【ブラックウォールナット】のフローリングです。重厚感ある、濃い色合いのブラックウォールナットと白を基調とした壁とのコントラストがラグジュアリーさを演出しています。また、中間色で流行りのグレーを使うあたりがエモーショナルですよね。
ブラックウォールナットは欧米でも古くから人気があった木なります。昔は、「ブラックウォールナット時代」なんて言われる時代もあったほど様々な場面で使用されてきました。
その為、海外のような洋風の住宅や、海外のような佇まいがお好みの方にはかなりご好評をいただきます。ブラックウォールナットは使い込むことで色艶も増し、アンティークのように長く愛される木材のひとつです。
木のぬくもりを最大限に味わう空間
まさにこれぞ木の家!と言わんばかりにふんだんに木材を使った住宅です。
拝見してもわかるように、木材以外の素材がかなり少なく感じます。木の温かみに包まれた空間で、自然光や照明の光も優しく、住む方の暮らしや表情が伺えるぬくもりに溢れた住宅です。
中庭にはウッドデッキを敷き、居住空間との境目がわからないように空間利用することで奥行きや、開放感にも繋がります。白い壁と優しい照明によってアカシア特有の赤みを帯びた色合いが温かさを引き立たせてくれます。
遊び心ある空間づくり
こちらはパイン材のフローリングを使用したお部屋になります。パイン材の淡い色合いはどんな色にもマッチします。暖色にも寒色にもマッチングすることで壁紙で遊び心を演出することが可能に。趣味のお部屋や、子供部屋など明るく楽しめる空間にはパイン材のフローリングが最適です。
それぞれのお部屋によって壁紙やインテリアを変えることでガラリと違う空間を創り出せます。これも住宅を検討する上での楽しみのひとつですよね。また、パイン材は柔らかく、経年変化と共に飴色に変色していきます。住む方と一緒に成長し、想い出や記憶を刻んでいく木材です。
弊社でも【パイン材】は人気がある商品で、一番の理由がその色の白さになります。スギなどとはまた違った装いなので和洋選ばず、様々な場所で利用されます。無垢フローリングだけではなく、家具の材料としても人気があり、パイン材は愛好家さんまでいるほどです。アンティーク家具にも出回っていて、時間と共に良い飴色になったパイン材のアンティーク家具は価値もあります。
表情豊かなフローリングに包まれるリビング
写真を見てみてもわかる通り、チークのフローリングは表情が豊かです。模様や木目がバラバラでありながら統一感があるチークフローリング。柄が違ってても統一感が出るのは木材など自然素材の長所です。
チーク材は昔から三大銘木と言われるほどに需要も性能も、加工性にも優れていて世界各国で人気がある無垢材です。柄があることで多少の傷や汚れも目立ちにくく、耐久性もあるので長い間楽しめる木材です。
私たち専門家が認める、木材を使用した空間。そして、現在のスタイルで人気なものをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
木材の良さを最大限に感じながら、暮らしをより快適に、そしてぬくもりが溢れる空間となることがご理解いただけましたでしょうか。
確かに、コスト面だけを考えると住宅を建てる際に木材を使用するか?しないか?で価格は大幅に変わります。
しかし、住宅という長い時間を過ごす空間において癒しや安らぎ、快適さは必要になってくるものだと思います。だからこそ、現在のように木に溢れた住宅が脚光を浴び、選ばれる素材になっているのかもしれません。また、自分たちの理想の空間、夢のマイホームと言われるものが手に入りやすくなった環境も大きな影響があるかもしれませんね。
既存の住宅でも、これから新築する住宅でも、アパートやマンションに至っても木材を一切使用していない住宅はありません。フローリングや家具だけでなく、ドアや仕切り、框など理由があって採用されています。そこにこだわりを見せることでワンランク上の住宅づくりと後悔のない住宅づくりが実現できると思っています。
皆さんも、木の家で温もりに溢れた空間で豊かな暮らしを手に入れませんか?
木材のことでお手伝い出来ることがあれば何でもご相談ください。サイズや色味、適材適所にあった木材のご紹介をいたします。また、最近は好みの色合いに塗装したり、ハンドスレイプといった特殊加工を施した種類も人気があります。味わいが増し、雰囲気づくりに一役買ってくれるため、シンプルな空間にも好まれて採用されます。
木の家で得られる効果とは?
木の家を選ぶことは、おしゃれだけでなく、木の家だからこそ得られる効果があります。中でも代表的なのは、自然の調湿効果です。
樹種にもよりますが、伸縮性がある木は湿気が多い時には水分を吸い、乾燥している時には水分を放出し、自然と空間の湿度を保ってくれます。そのため、日本のような高温多湿で四季がある国ではとても優れた性質を発揮し、家の快適性を補ってくれるとされ、古くから重宝されてきました。
伸縮性があることで、割れや反りなどを心配される方も多いようですが、昔はこの伸縮性をも見極めて家づくりを行っていました。釘を使わずに木の伸縮性を利用し、頑丈で腐食しにくい建物が建てられていたのです。この技術は世界にも誇れる日本の伝統技術でもあります。宮大工が造る神社などはその代表です。
自然素材の木材は、同じものがなく、それぞれに特徴や性質が異なります。同じ樹種であっても木目や表情というのは一つ一つ違い、色味もバラつきがあります。しかし、異なっていても統一感が持てるのは自然素材だからこそです。
木の家で自然の恩恵を受けながら、快適で住みやすく、過ごしやすい家を手に入れてみてはいかがでしょうか?一度住んでみると離れられなくなるかもしれませんね。まずは、【無料サンプル】で本物の無垢材をお手元で実感してみては?バリエーションの豊富な樹種をご用意しております。
最後に今までのまとめ
前回と今回で木のある暮らしについてお話してきましたが、冒頭でもお伝えした通り、時代によって求め、求められるものは変わってきます。今までは、大理石の空間や金銀などの装飾をあしらったものなど、必要以上なものにコストをかけることが贅沢な暮らしとされてきました。
しかし、これからは空間や時間、経験などといった目に見えない部分に贅沢を感じる時代に変化していくと言われています。それは温もりの溢れた空間で過ごす家族との時間なのか?はたまた、共に時間を過ごし共に成長していく空間なのか?人それぞれに尺度は違いますが、そういった目に見えない贅沢が暮らしの中で求められていくよう思います。
目に見えないからこそ、木材の質感であったり、木の香り、木の創り出す空間によって贅沢さを感じることが出来るかもしれません。フローリングひとつをとっても無垢材にしかない肌感や、チークにしかない木目、ブラックウォールナットでしかない色味など、天然素材で選ぶ個性を楽しむことが出来ます。木材の特徴や、個性など知りたいことがあればお気軽にお問い合わせください。
コラム監修者からのメッセージ
監修者:滝口 敦
(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)
木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。今回のモンキーポットも含め、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良い無垢材を提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。