デッキ材について|天然木 人工木 サーモウッド|天然木材.com

デッキ材について知ろう!

今回は大人気のウッドデッキについてご紹介していきたいと思います。

今や、新築戸建て住宅や注文住宅にはなくてはならない存在にもなりつつあるデッキですが、後付けすることっも可能なので、お家時間が増えたり、アウトドアが流行していることで需要も高まりました

今回の記事を読んで、ウッドデッキについて知識を身に付け、自分たちにとって最適なウッドデッキを設置しましょう!

デッキ材_ウッドデッキ

【今回の記事のポイント】
✓デッキ材の選び方や種類について詳しく知ることが出来る。

《目次》
デッキ材とは?
デッキ材を選ぶコツ!
デッキ材の種類について
 -天然木 (ハードウッド)
 -人工木 (樹脂木)
 -熱処理木材 (サーモウッド)
デッキ材についてのまとめ

デッキ材とは?

デッキ材とはそもそも、船舶のデッキ部分からきている言葉になります。

昔は、現在のように金属などの加工がまだ発達していなかったり、材料が希少だったりと現在の船で使用する材料では到底、造船は難しかったでしょう。そんな中、大航海時代と呼ばれる時代があったりと、船の需要は高まりました。

そこで重宝されたのが木材です!船のデッキ部分は海水を浴びたり、雨水を受けたりと過酷な条件の中で使われる為頑丈で腐食しにくい木材が必要でした

船上デッキ_デッキ材

デッキ材を選ぶコツ!

  • 耐久性

まずは何と言っても耐久性が大切です。

屋外に設置することになりますから、雨風に強く腐食しにくいモノ。そして何度も交換するには高額で手間もかかる為、長期的な耐久性が必要となります。

 

  • 素材

デッキ材にもいくつかの種類があります。天然の木材の中でもハードウッドと呼ばれるモノや、人工木(樹脂木)サーモウッドと呼ばれるモノもあります。

それぞれの素材によって特徴も違いますので、環境や、暮らしに合った素材を選択してデッキを造りましょう!

 

  • メンテナンスの簡易性

先ほども述べた通り、長期的な観点からいくとメンテナンスは大切になってきます。メンテナンスが行き届いていると長持ちに繋がります

ただ、そのメンテナンスが難しかったり、素人では出来ないとなるとちょっと大変ですよね…ですのでメンテナンスがしやすいモノを選ぶことも重要になってきます。

 

デッキ材_メンテナンス

デッキ材の種類について

デッキ材といっても、前途でもお話しした通り、いくつかの種類があります。

そこで続いてはデッキ材をハードウッドと言われる天然木と、人工木、サーモウッドと大きく3つに分けてご紹介いたします。

どのデッキ材でもメリット・デメリットがありますし、選ぶ基準はそれぞれに異なります。ぜひ、参考にしていただければと思います。

デッキ材

天然木 (ハードウッド)

天然木のデッキ材にはハードウッドと言われる熱帯広葉樹と針葉樹の2種類があります。木材の種類によって特徴や強度も違いますので、それぞれの特徴を比較してみて合う木材を選ぶのがいいでしょう。

また、現在では熱帯雨林保護の活動が盛んになり、熱帯系の木材は供給量が減少してきているようなので、今後は価格が高騰したり、中々手に入りづらくなってしまう可能性も考えられます

熱帯雨林_ジャングル_デッキ材

天然木の種類

1.レッドシダー

ウッドデッキの木材で一番使われているとも言えるレッドシダーですが、北米産のヒノキ科ネヅコ属の木になります。日本では米杉とも言われますが、スギとは全く別物になります。

レッドシダーは大木で、高いものだと60mにもなるんだとか。その為、現地では生命の木として昔から信仰の対象でもあったみたいです。

加工もしやすく、初心者でも扱える木材なのでDIYでも人気です。耐久性にも優れ腐りにくいですし、防虫効果もあるのでデッキ材としてはうってつけの木材だと言えるでしょう!

最近ではウッドデッキ以外にもフローリングや羽目板として使用されたり、家具などでも使用されることが増えました。

色合いは赤褐色で、明るい雰囲気を演出してくれます。カジュアルなスタイルや、アメリカンライクなテイストには相性抜群です!

ただ、色味がそれぞれによってまばらで、統一することは難しいかもしれません。逆にそこに味を感じる方もいらっしゃいますので、こればかりは好みになるかと…もし、どうしても統一したい場合は塗料を使って調整することも可能です。

2.イタウバ

南米ブラジル原産のクスノキ科の広葉樹になります。ハードウッドの中では、古くから現地でも頑丈な木材として橋や電柱、柱などの建造物に使用されてきました。

イタウバの最大の特徴はハードウッドの中でも油分を多く含む為、表面が滑らかでデッキ材にはありがちな、ささくれなどが非常に少ないです。その為、子供が遊ぶ場所や遊具などにも使用されることが多いです。

弾力性もあり粘り強い木材なので強度もありますが、ハードウッドの中では比較的柔らかく滑らかなので、DIYでウッドデッキを造る方にもおすすめです。害虫被害も少なく、防腐処理も必要ありませんし、30年以上の耐久性を持っていますのでデッキ材としては最適です。

また、空気や日光を浴びることで色合いが変化するので、加工当初はグリーンっぽい茶色だったものが、最終的には深く落ち着いたグレー色へと変化します。

ウリン

3.ウリン (アイアンウッド/ビリアン)

インドネシアのマレーシアが原産になります。耐久性と強度に優れている為、アイアンウッドと呼ばれることも…

実は日本に入ってきたのは最近で、1996年頃になります。以来、日本でも浅橋や公園などでも広く使われるようになりました。

一番の特徴はその硬さと耐久性その性能はヨーロッパなどでも知れ渡り、人気があるみたいです。材質が安定しているので反れなどの心配もなく、ポリフェノールが多く含まれている木材なので抗菌、防腐作用も持ち合わせています。

その為、メンテナンスにおいても心配不要で、防腐処理などを行わなくても100年は持つと言われ、環境面でも高い評価を受けています。ただ、頑丈なために加工が難しく、素人向きではありません。

色味においてはキレイな飴色をしていて、経年変化により深いグレー色へと変わっていきます。

セランガンバツー

4.セランガンバツー

セランガンバツは、マレーシアに生息するフタバガキ科の広葉樹になります。耐久性はウリンなどと比べるとやや劣りますが、それでも20年以上の耐久性はありますので、デッキ材としては問題ありません。

また、資源が豊富で品質も流通量も安定しているので価格も低価格です。他のハードウッドに比べるとかなりコストパフォーマンスがいいので大型物件や、リピーターの方が多いです。

国内でも長い歴史があり、公共の物件から個人宅のウッドデッキまで幅広く使用されています。

色合いはどちらかっと言うと黄色っぽく、ウリンなどよりは明るい雰囲気になります。

人工木 (樹脂木)

人工木_樹脂木_デッキ材

人工木とは、その名の通り、人工によって樹脂などを使って作られた工業製品になります。天然木に擬して作られているので遠目では判断が付きにくいほどです。

人工木は木粉と樹脂(プラスチック)を配合して作ったもので、樹脂木は木粉を使用しない樹脂製のものを言います。原料に多少の違いはあるものの、どちらも耐久性は抜群で、メンテナンスにおいても大きな魅力があります

また、上記で述べた通り、熱帯雨林の保護活動などで木の伐採などがない分、エコロジカルなものとして注目も浴びています。中には再生素材を使用することもあるのでリサイクルとしても見直されています。

 

人工木・樹脂木のメリット

  • 耐久性と経年劣化に強い

やはり、人工なだけあって、天然木に比べると耐久性にも優れていますし、劣化のスピードも全然違います。いくら悪天候が続き、色んなモノが飛んでこようとも傷もつきにくいですし、腐食もしにくいのが一番の特徴と言えるでしょう。

  • 湿気や日焼けに負けない

人工なので湿気の吸収なども特にありませんから、雨風にさらされても丈夫です。

また強い日差しによって起こる日焼けも天然木に比べると変色することもないので安心です。

  • 品質の安定

工業製品なので、生産量についても安定していますし、色合いや品質についても一定を保てます

そして害虫被害についても心配することはないでしょう。

  • カラーバリエーションが豊富

天然木では見ない色合いを選ぶことが出来ます。また、フェンスやステップなどのオプションについても統一が可能なので一体感がうまれます

 

人工木・樹脂木のデメリット

  • 熱を吸収する

原料がプラスチックですので、天然木よりも熱を吸収したまま保温しやすい欠点があります。

その為、夏場の直射日光を浴び続けると裸足では歩けないほどに温度が上昇している場合があるので注意が必要になります。商品によっては遮熱性のある塗料を使用しているものもあるそうですが、完全に遮断することは難しいと言えます。

対処するには屋根付きのデッキにしたり、タープなどを張って少しでも太陽の光を遮光してあげることが望ましいでしょう。

ウッドデッキ_人工木
  • 水が溜まりやすい

プラスチックですので水を弾きます。その分、腐食はしにくいのですが、水が溜まると長く残ってしまいますから雨上がりなどはお掃除や水捌けが必要になります。

放っておくとカビの原因になったり、虫やゴミが溜まってしまいますからこまめにお掃除することをオススメします。

  • 施工が難しい

金具やビスなど特殊なものを使用することが多く、素人での施工は中々難しいと言えるでしょう。その為、DIYなどにも不向きかもしれません。

また、DIYで塗装をすることも出来ないので損傷があった場合などは、傷がそのまま目に入る状態になってしまいます。どうしても塗装をしたいのであれば専門業者に頼むのがいいかもしれません。

  • 価格が高い

施工が難しいのも一理ありますが、原料や製造工程によって費用がかかるので製品自体も高くなってしまいます。ただ、長期的なメンテナンスで考えるとランニングコストはあまりかからないかもしれません。

デッキ材_メンテナンス_デメリット

熱処理木材 (サーモウッド)

サーモウッドとは、熱と水を使って高熱木材乾燥技術を施した木材になります。薬剤や塗料を一切使用せず、高熱処理によって抗菌高耐久な木材となり、高熱乾燥させてることで表面だけでなく芯まで茶色になってどこから加工しても同じ色になります。

完全乾燥を行うので木材の収縮もなく、寸法なども一定に保つことが可能です。これは2001年にフィンランドで開発された技術で、比較的新しい材料になります

サーモウッド

本来であれば屋外での使用が難しいと言われるパイン材やバーチ材などの木材を、高熱処理することで耐候性を高めることで、屋外での使用も可能になりました。(※色は上記でも述べたように茶色になるのでパイン材の白さはなくなります)

ただ、耐久性は高まったが、紫外線には弱く定期的な塗装メンテナンスが必要になってくるかと思われます。

材料も高熱処理によって軽量になり、加工も施工もしやすくはなっていますが、まだまだ出始めたばかりといった感じなので施工事例も他と比べると少なく、まだ検証段階ではあるかもしれません

 

デッキ材についてのまとめ

デッキ材だけでも色々な種類や特性があり、思った以上に奥が深かったんではないでしょうか?

今ではウッドデッキの需要も高まり各家庭のシンボルとしても存在感を出しているデッキですが、住む地域や環境によって素材を選ぶ必要がありますね!

ウッドデッキを付ける用途も各家庭で違うことでしょうし、楽しみ方も人それぞれだと思います。その為、昔よりも現在のウッドデッキはデザイン性も溢れ、色々なスタイルで造られているように感じます。

デッキ材_まとめ

コロナ禍の今、休日を自宅で過ごすことが増え、ウッドデッキの使用頻度も高まったり、この機会にウッドデッキを増設したり、検討する方もいらっしゃったと思います。

最近ではホームセンターでの商品取扱も多く、色んな材料や資材が購入出来ます。値段もお手頃価格になっていたりするのでこの機会にDIYを始めるのもいいですね!

ウッドデッキ_楽しみ方色々

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