ウッドパネルを使っておしゃれ空間
皆さんは、最近巷で流行りのウッドパネルをご存知でしょうか?
ベランダやバルコニーに敷き詰めたり、壁に3Dウォールとして採用したりとおしゃれな空間演出を行う際に人気の商品になります。
戸建ての住宅ではウッドデッキなどを施工することが可能ですが、マンションやアパートといった共同居住空間にウッドデッキを設けることは難しく、グレーや白といった建物の外壁と同様の色味だったり、コンクリートで出来ているものが多く、無機質で殺風景な場合がほとんどです。そこでウッドパネルを使っておしゃれなベランダをつくったり、おしゃれな内装にアレンジしたりと楽しむ方が増えました。
更新日:2023/5/25
初稿:2021/7/17
また、木のある暮らしや空間がおしゃれだと話題になり、内装にも木材の質感や色味を活かして壁面をおしゃれにアレンジすることで人気が出たのが3Dのウッドパネルです。
コロナ禍ということでお家時間が増え、このようなウッドパネルを使ったベランダや内装をDIYする方も増えました。色や組み合わせによって自分たちだけのオリジナルな空間を演出することが可能で、楽しみ方も様々です。
木製の高級感やおしゃれさが演出できるウッドパネルで店舗の内装にも採用され、ワンランク上の空間が出来上がります。
ウッドパネルとはそもそも何のこと?
ウッドパネルは名前の通り、木製のパネルやタイルのことを指します。天然木の無垢材を使用したものや、人工木で作られたものもあります。本物の無垢材を使用したウッドパネルや樹脂製、プラスチックのものなど目的や用途によって使い分けることが出来ます。
今までお話してきたように主にベランダやバルコニーといった屋外での使用が多かったウッドパネルですが、最近では内装の壁材としても需要があります。自然素材にこだわった住宅や、木の温もりを最大限に感じたい方、美術館のように洗練されたおしゃれ空間を造りたい方などが壁材としてウッドパネルを採用しています。
ウッドパネルを使うメリットとは?
ネットでも検索が増えているウッドパネルの人気の理由やおすすめポイントを知って、皆さんもウッドパネルを使用したくなること間違いなしです。
■ウッドパネルでおしゃれに早変わり
ウッドパネルを使用する最大のメリットは何よりもおしゃれになることです。
無地の壁紙クロスもシンプルで人気がありますが、もっと個性を豊かに出したい場合や木の存在感を味わいたい方には3Dウッドパネルがおすすめです。
羽目板とは少し異なり、立体的な表情を楽しめるのが3Dウッドパネルの良さでもあります。凸凹とした表面と木目が一貫性を持たず、味わいのある空間を作り出してくれます。貼る方向も縦や横にしてみたりアレンジ自由です。
■平面ではなく立体的な遊び心
3Dウッドパネルは3Dということもあり、平面ではなく三次元の立体感を楽しむことが出来ます。平面では出せなかった陰影や、大小さまざまな木片によって1日に沢山の表情を垣間見ることができます。
窓から入る日差しによって陰影は変化しますし、天気や材質によっても表情を変えます。自然の光と天然木のナチュラルさが相まって温かく居心地のいい空間が叶います。また、天然木であれば自然の調湿効果や癒し効果なども期待できるので空間利用として相乗効果をもたらします。無垢材であればお子様がいる空間にも安心安全に使用することができます。
■DIYで簡単に取付け可能
ウッドパネルの施工 方法は誰でも簡単にDIYで取り付けることが出来ます。わざわざ業者に頼んで施工するほどでもなく、ウッドパネルを購入し、ご自宅のサイズやデザインに合わせて設置するだけです。現在ではキットを含むものもあり工具なども必要ありません。
DIYがそもそも難しいとお考えの方でもウッドパネルは敷くだけ、はめ込むだけなど初心者でも簡単です。ただ、事前にデザインのイメージをすることや寸法などを計る作業はありますが難しいことはありません。心配であれば注文の前に商品のレビュー 表示や詳細をよく確認することが良いでしょう。
大まかなメリットは以上ですが、もちろんデメリットもあります。
天然木を使用した場合には樹種によっては大きく伸縮を繰り返し、反りや割れが起こることもあります。また、経年変化や日焼けによって色合いが変化することもあるので塗装のメンテナンスが必要な場合もあります。
屋外で使用する人工樹脂のウッドパネルは掃除やメンテナンス・手入れに手間がかかります。ベランダなどは雨風があたります。そうなると汚れやすく劣化も早くなります。そうならないためにもこまめなメンテナンスや掃除をすることで回避でき、長く使用することが可能です。
他にも平米(面積)や耐久性などの問題もそれぞれにありますので、実際にウッドパネルを用いた場合を想像しながらメリット・デメリットを含めて検討することが大切です。
ウッドパネルを選ぶコツと種類について
続いては、ウッドパネルを選ぶコツをお話していきたいと思います。失敗しないためにも、色々なことを想定してウッドパネルをチェックして探しましょう。
■ 素材を選ぶ
前途でもお話しましたが、ウッドパネルの素材はいくつかあり、屋外と室内でも使用が異なります。天然木を使用した無垢材のウッドパネルは室内の壁面で使用し、木のぬくもりや温かみを感じることが出来ます。見た目にもオシャレで、木目や微妙な色の差が違うことで飽きのこない風合いを楽しむことができます。
また、月日が経つごとに味わいを出す経年変化も楽しめるのも特徴的です。自然素材になるので植物や無垢材の家具や雑貨と一緒に利用すると相性は抜群です。
屋外で使用するウッドパネルには、耐水性が高い人工樹脂のものを使用し、裏面のメンテナンスなどもしっかり行うことで軽減できます。ベランダやバルコニーなどの屋上を防水仕様に塗装することや、水が流れやすいような仕組みづくりをするのもオススメです。
無垢材と反対に人工木や人工樹脂というのは天然木の木粉と樹脂を混ぜ合わせて製造したウッドパネルになるので、耐水性や害虫にも強いことが挙げられます。見た目も木材のように木目調になっているので馴染みやすさはあります。無垢材のように模様が一枚ずつ異なることもなく、ウッドパネルの場合は連結することで統一感を出すことが出来ます。
人工樹脂のウッドパネルは屋外での利用目的がほとんどで室内では使用しません。
しかし、人工樹脂を使っているウッドパネルは、熱を吸収しやすく屋外で日差しを浴びていると裸足で歩くのには熱いかもしれません。
■ デザインや形を選ぶ
ウッドパネルのデザインや形は正方形のタイプが一般的ですが、中には長方形やパズルのようにいくつかのパターンによって構成されているものもあります。また、模様となる木目の向きや幅の厚みによっても雰囲気が変わるり、下記写真のように敢えて欠けた木材を使用したデザインなどもカジュアル感が増して面白いです。古材を集めてリメイクしつつDIYをする方も少なくありません。
まずは理想の空間をイメージして、形や模様、色などバランスよく考えた上でウッドパネルを選びましょう。
また、設置する広さや形状によっては正方形や長方形のものを組み合わせて設置することでピッタリとウッドパネルを敷き詰め、納めることもできます。カットが必要な場合にも事前にオーダーしていただくか、ご自身でカットすることも可能です。
ベランダやバルコニーには敢えて異なる素材で、人工芝やタイルを組み合わせて空間デザインするのもおしゃれで人気があります。
■ 設置しやすく簡易性のあるものを選ぶ
ウッドパネルはジョイント 式になっているものが一般的ですが、他にも凹凸が付いているものや、穴に差し込むタイプ、ビス打ちするものなどがあります。どれも施工する分には簡単に設置できますが、組み合わせてデザインをしたい場合にはパネル同士のジョイントが合うか確認する必要があります。
また、屋外で使用する樹脂タイプのウッドパネルは雨対策やメンテナンス・掃除をする上で外しやすさも重要です。ベランダの中央部分だけを取り外したい際にも部分的に取り外しが出来るウッドパネルと出来ないものがあるので事前に情報を確認してから購入しましょう。
雨が降った際にも水が抜けるような構造になっているウッドパネルや、表面に溝があるものは屋外に最適です。穴から水が抜けることで水捌けが良く、カビなどの発生も抑制してくれます。
天然木のウッドパネルであっても防水塗装を施されているものもあるので、こちらも購入前に確認をしておきましょう。
ウッドパネルのおすすめ採用箇所とは
ウッドパネルと言っても屋外用のものと室内で使用するものとは異なります。
例えば、ベランダやバルコニーに至っては屋外で日差しや雨風などの外的刺激が予想され、丈夫で耐久性に強いものが選ばれます。
逆に室内で壁などに採用する場合にはデザイン重視だったりします。お部屋の中でウッドパネルを壁面に使うと圧迫感がなく木の温もりが感じられるおしゃれな空間になります。
こちらは【ルヴィド】というウッドパネル商品になります。
不揃いな木材がラフな感じを演出してくれます。また、表面に凹凸をつけることで照明や光の加減によって表情を変えるのも楽しめます。
木目も不揃いなため飽きもなく、木材特有の経年変化を楽しめるのもポイントです。カジュアルなリビングやキッチン、玄関などに採用すると素敵な空間になります。
こちらも【ルヴィドのナトゥーラ】という商品になります。
上記のウッドパネルとは違い、正方形の木材が並び可愛らしさがあります。ナトゥーラの断面も斜めにカットしてあることで陰影ができ表情豊かになります。
このように3次元で空間をアレンジできることで【3D WALL】とも言われます。
色もナチュラルな色味でどんな場所にも合わせやすく、幅広く楽しめます。
こちらは【ルヴィドのマレマローネ】になります。
上記のナトゥーラと同じ正方形のウッドパネルですが、赤みを帯びた褐色が一味違うクセを見せてくれます。
断面に差を出すことで濃淡の組合せがわかりやすく、おしゃれなカフェや店舗・ショップなどにおすすめです。
こちらは人気の【レッドシダースリム】といってレッドシダーをウッドパネルにしたものになります。
木材の幅を薄くし、スリムタイプに仕上げました。レッドシダーはヒノキ科の広葉樹で、「米杉」とも呼ばれます。
木材特有の香りがあり、暖色系の濃淡が特徴。柔らかさもあり、3D Wallの立体的なデザインで室内にアクセントを出すことが出来ます。
ウッドパネルの使い方についてまとめ
ウッドパネルと言っても様々な種類があり、屋外や室内によっても使い分けが必要です。一般的なウッドパネルというと庭やベランダに使用するものをイメージしやすいですが、現在では室内の壁面にも3Dウォールとして採用されるほど。
ウッドパネルと一括りにしてしまうと誤解されがちですが、床に敷くものと壁に貼り付けるもので目的が異なり、条件によって選ぶ基準も違います。それぞれの目的や用途に合わせてウッドパネル選ぶことが重要です。
敷き方や組み合わせ、種類によって幾通りもの空間を創り上げることが可能なアイテムとしてインテリアをおしゃれに見せたい方にはおすすめ。理想の空間演出を楽しむための一つのアイテムとしてご検討してみてはいかがでしょうか?
リフォームにも大活躍なので部屋も庭もベランダもあなた好みの空間にすることができます。
最近ではベランピングなんて言葉も出てくるほど、ベランダをおしゃれに楽しむ傾向にあり特集まで組まれています。お家時間が増えたことで生活をより豊かにすることができ、非日常を楽しむエクステリア関連が好評です。
ベランダにテーブルやチェアを置いてコーヒーブレイクを楽しんだり、休日には遅めの朝食をベランダでとったりと優雅な時間をも演出してくれます。
また、3D WALLとして空間をナチュラルに味わい深くすることで今までの壁紙クロスでは難しかった温もりを感じる空間をデザインすることもできます。木のある暮らし、木を感じる生活で日常に癒しを与えてくれる無垢材はインターネットや通販サイトでもランキング上位で人気の商品です。
安いものだと100均でも30cm以下のものが販売されています。カラーやセットは限定されますが、アウトドアなどでも使用できる用品として1枚単位で購入もできます。まずはご自身で必要なもの、理想の空間をイメージしてウッドパネルをご検討ください。無料サンプルやお問い合わせもお気軽にお待ちしております。