メルバウ材についてご紹介

メルバウ材の無垢フローリングについて

無垢フローリング_メルバウ

メルバウの木なんて中々聞かない名前ですよね!インターネットのサイト情報や一覧を見てもあまり掲載が少ないかもしれません。メルバウは英語で【Intsia bijuga】と言い、インド太平洋原産のエンドウマメ科マメ科の開花木の一種になります。産地はタンザニアやマダガスカルの東にかけ、オーストラリアやインド、フィジーにサモアなどの太平洋の島々で広く生息しています。

原木の高さは約50mと高く、東南アジアのマングローブなどの林に生息します。実は日本でも昔からよく知られている木材で、太平洋鉄木と呼ばれていました。また、メルバウの他にもメルバオや、クイラ、クウイラ、イピルなんて言われることもあり、現地や産地によって異なります。

それでは、このメルバウ材がどんな木材なのかをこれからご紹介していこうと思います。床の無垢フローリングとしてその色味が人気なメルバウ材の良さを知っていただけたら嬉しいです。

マングローブ林

メルバウ材の性質

木材の性質としては、南太平洋の木材の中では重硬な木材のひとつとされています。強靭で、耐久性にも優れているため、現地でもいろんな場所で重宝されます。気乾比重※1も非常に重く、沈木※2となります。硬さのわりに加工性は良くて、乾燥によって起こるねじれや歪みなどもあまりありません。典型的な硬質系の南洋木と言えるでしょう!

ウリンなどと同様に、大量のポリフェノールが樹液に含まれていることで高耐久、耐水性にも強いといった性質も持ち合わせています。そのため、ウッドデッキで使用される方もいらっしゃいます。ただ、屋外で使用する際に雨水などで樹液のあくが出る場合もあるようで、その為にあくが出ることを想定して施工することをおすすめいたします。

また、害虫シロアリなどにも強く、防虫剤の必要もないが、そもそも硬いことで防虫剤の注入も難しいようです。

日本以外でもヨーロッパなどでも需要があり、人気が高いようです。海外では室内で靴を履く習慣があるので、硬くで丈夫なメルバウ材のような木材がフローリングとして好まれるということですね!基本的にフローリング材としての需要が多いため、ヨーロッパへ輸送する際はパレット状に加工されているものが多く、環境配慮からカートンボックスなども使用しないで輸送されているみたいです。

※1 気乾比重…木材本来の重さに対して、乾燥後の重さと同じ水の重さを比べた値のことを指します。

※2 沈木…水中や土中にうもれている木のことを指します。堤防工事などをする際に水中に沈め、その中に石などを詰めてつくる枠木でもあります。

フローリング_土足

メルバウ材の色味

メルバウ材の人気の秘密にはその濃い茶色が欠かせません。心材と辺材の区別はとてもわかりやすく、心材は金褐色で不規則な濃い色が出ることが多く、辺材は淡く黄色っぽい白い色が特徴です。

この濃い茶色はどんなインテリアにもマッチするので、南国風なデザインから欧風のデザインまで幅広く愛される理由がわかります。もともと濃い茶色ですが、使うごとに色味は濃さを増します。

アジアンテイストの室内や、シックで大人なテイストが好みの方でも使い方によって色々な表情を見せてくれます。また、他の木材と併せることでその存在感を楽しむことも出来ます。

似たような色合いでいくと、ブラックウォールナットアジアンブラックチェリーなどがありますが、オークチークなどの王道木材と併用しても面白い雰囲気になるかもしれませんね!

 

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メルバウ材の加工について

メルバウ材はとても大きな丸太で加工所に運ばれてきますその大きさは直径150㎝はなります。この巨木をどうやって加工していくかと言うと…実は大きすぎて加工用の機械に収まりません。そこで現地人によってこの丸太を地道にチェーンソーなどでカットしていくところから始まります。人の手によってこの巨木をカットするのは、かなりの体力が必要になります。丸太に乗っかりながらゆっくりと丁寧に切断していきますが、長時間の間、中腰での作業はかなりキツイでしょう。

丸太をある程度のサイズにカット出来たら丸太を運び、ここでやっと機械によってキレイに切断され、加工されていきます。もともと長身の木材なので長さは取れますが、あまり長すぎても需要がないので、使い勝手のいいサイズに統一していきます。

また、原木は乾燥をしなければなりませんから、長い時間干されていきます。日本と違って日照時間も長く、温度も高く、湿度も少ない地域であれば比較的早く乾燥が行えます。

その後、きれいにされた板は品質などのチェックをされていきます。決まった基準をクリアできないものには印をつけて省いていきます。

原木を伐採して、フローリング材になるまでには様々な工程を経て、色々な人の手が加わって初めて手元に届くということがよくわかりますよね!今の時代、AIや機械の性能も上がり生産効率は上がりつつありますが、最終的な判断は人の目で行いたいと思うのが真相ではあります。

木材の加工_メルバウ

メルバウ材の用途

比較的多く利用されているのは、やはりフローリング材としてでしょう!ヨーロッパ圏ではその割合が多いと言えます。他にも家具や、パネル、楽器など、その重硬さから重構造用材としても利用されています。

しかし、メルバウ材は前途でもお話した通り、重硬で丈夫な木ではありますが、これと言った用途は定まっていません。もちろん、先ほどもお話したようにフローリング材としても頻繁に利用されますし、家具などでも、その加工性から利用されることは多くあります。しかしながらメルバウ材でなくてはならないほどではありません。好みによって、メルバウ材の持つ色味が好きな方はこだわるところではありますが、価格も他の硬質系木材と比べると安価なはずなのにどうしてでしょうか?

理由のひとつとしてあげられるのは、その存在を知らない方が多いということ。他の木材と比べても聞きなれない名前で、一生に一度も聞いたことがない方もいるのではないでしょうか?

もう一点は、メルバウ材の持つ特性にもあるかもしれません。メルバウ材にはシュウ酸石灰という物質が含まれています。このシュウ酸石灰が加工の際に使用する刃物に影響を与えることがあるということで、これがネックになり木材加工を行う側としてもあまり認知が広がりきらなかったんではないかといった話もあるようです。後は、その重さから扱うのが嫌だという職人さんたちもいたなんて話もあります。

せっかくのメルバウ材の色味や特性があるにも関わらず、あまり認知されずにいるのは寂しいですよね。何かメルバウ材にとって最適な用途がないか、これからも模索していきたいと思います。

木材_用途_積み木

南洋材について

南洋材とは、熱帯地域で産出される木材の総称になります。多くはマレーシアやインドネシアが原産国としてありますが、メルバウ材のように様々な国や島から生産されるものもあります。

南洋材は広葉樹が主になります。そのため、硬く色に特徴があるものが多かったりします。木材の種類で言うと、セランガンバツーやウリン、チークやアガチスなんかもその一種です。

昔は熱帯雨林ごと皆伐することが多く、その影響から自然保護や環境破壊において他方から指摘されることが増え、森林率の減少にも繋がり、手法が変わっていきました。そのため、今まで手に入っていた大型の木材の資源枯渇も進み、双方において話し合いが進み、現在のように伐採の規制や加工条件などを義務付けられるようになったのです。現在、丸太での貿易量が減少したのもその背景からでしょう。

森林率の低下は地球規模の問題にも繋がるので、そう簡単にはいきません。また、この木材生産は各国の労働力としても大きなものになりますから無くすわけにもいきません。難しいところですよね。

各方面から問題を見て解決を図り、1980年以降には成長が早い木材を植林する事業が増えたり、2000年以降は各国向けの伐採事業なども行われています。今後も自然な原木は希少価値が高まったり、規制の上で伐採が禁止されるなどで、人口木がメインになってくることでしょう。しかし、人口林を増やすことでこれからも持続的な森林経営が行われていくことは期待できそうです。

 

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南洋材商品

メルバウ材のまとめ

メルバウ材については以上になりますが、特徴や性質はわかっていただけましたでしょうか?メルバウ材はまだまだ認知されていないようですが、耐久性にも優れ、重硬な存在感に、鮮やかな色がきれいなメルバウ材はきっと知ったら人気上昇することでしょう!

これから新築をお考えの方や、中古リフォームをお考えの方は是非、フローリング材として検討材料にしてみてください。室内において、木のもつ存在感は大きく、木を感じられる空間がある住宅が最近では人気です。フローリングも無垢と複合などがありますし、フローリングだけじゃなく、羽目板の活用も増えてきています。

更に、DIYをする方も増えたことで手軽にプチリフォームが出来て、部屋の模様替えなどで簡単に施工できる材料も増えたのでお気軽に楽しめます!皆さんの好みの木材が見つかるといいですね!快適で、住み心地のいい空間づくりをしていきましょう!

木材のこと、無垢フローリングのことなら何でもお気軽にご相談ください。

 

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