天然木フローリングおすすめとランキング
家づくりやリノベーションを考えるとき、「フローリングを天然木にしたい!」と憧れる方も多いのではないでしょうか?
天然木フローリングは、木ならではの温もりや香り、そして経年変化の味わいが魅力です。しかし、木の種類によって特徴や価格帯、見た目が大きく異なるため、どの樹種を選べばいいか迷ってしまいがちです。
このページでは、天然木材専門店の知見をもとに、人気の高いおすすめ樹種をランキング形式でご紹介します。
さらに、樹種ごとの特徴や選び方のコツもわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

【今回の記事のポイント】
✔️天然木フローリングで人気の高い樹種ランキング【最新版】
✔️各樹種の特徴・メリット・注意点を詳しく紹介
✔️天然木フローリング選びで失敗しないためのポイント
初稿:2025/3/28
《目次》
・天然木フローリングとは?魅力と基本
・天然木フローリングの人気樹種ランキング
・天然木フローリング選びで失敗しない
・天然木フローリングで理想の住まいを
天然木フローリングとは?魅力と基本
天然木フローリングとは、自然の木材をそのまま床材に加工した、本物志向の高い床材です。
木そのものの温かみや自然な色合い、豊かな香りが楽しめるのが大きな魅力です。加工された合板フローリングとは異なり、一枚一枚が異なる表情を持ち、年月とともに深みを増す美しさも天然木ならではの特徴です。
住宅のリビングや寝室、和室まで幅広く使われ、住む人の心に寄り添う素材として人気が高まっています。

天然木フローリングと無垢フローリングの違い
天然木フローリングと無垢フローリングは混同されやすいですが、実は違いがあります。
天然木フローリングは「表面に天然木を使用しているフローリング全般」を指します。そのため、複合なども含まれます。一方、無垢フローリングは「一枚の木から削り出して作られた床材」を指し、合板を使用せず、100%天然木のみで構成されています。
無垢フローリングは木の香りや肌触り、調湿効果が非常に高く、年月を重ねるごとに味わい深くなります。ただし、湿度変化により反りや割れが起きやすく、メンテナンスも欠かせません。
天然木フローリングには、無垢以外にも合板の上に天然木を貼った「挽き板」や「突き板」タイプがあり、無垢材よりも反りや割れに強く、価格も比較的抑えられるメリットがあります。
一言で「天然木」と言っても、構造やメンテナンス性に違いがあるため、使うシーンや予算に合わせて適切なタイプを選ぶことが大切です。

天然木フローリングのメリット・デメリット
天然木フローリングには多くの魅力がある一方で、注意すべきポイントもあります。
以下ではメリットとデメリットを整理して見ていきましょう。
【メリット】
⚫︎ 自然素材ならではの温もりと香りが楽しめる
⚫︎ 一枚ごとに異なる木目が個性的な空間を演出
⚫︎ 経年変化で味わい深さが増す
⚫︎ 断熱性・調湿性があり、快適な室内環境を保ちやすい
【デメリット】
⚫︎ 価格が高くなりやすい
⚫︎ 湿度によって膨張・収縮することがある
⚫︎ 傷や汚れがつきやすく、メンテナンスに手間がかかる
⚫︎ 種類によっては床暖房に対応していない
天然木フローリングは「自然と共に生きる感覚」を味わいたい方にぴったりですが、その分、手入れや環境への配慮も必要になります。長く付き合うパートナーとして、特徴をよく理解して選びましょう。
天然木フローリングの人気樹種ランキング
天然木フローリングを選ぶ上で、多くの人が気になるのが「どの樹種が人気なのか」という点です。木材によって見た目や耐久性、価格に違いがあり、それぞれに向いている使い方も異なります。
ここでは、天然木材専門店の視点から選び抜いた人気トップ3の樹種をご紹介します。
各樹種の特徴や魅力をしっかり比較して、自分にぴったりのフローリングを選ぶヒントにしてください。
以上が天然木フローリングの中でも人気の樹種になります。同じ樹種でも、幅や厚み、塗装の仕上げなどで、また違った表情を見ることができます。それぞれに特徴や性質が異なりますので、使用する場所に適したフローリング材をお選びください。
天然木材.comでは、他にも豊富なバリエーションで無垢材をご用意しております。気になる商品がございましたら、無料のサンプル請求にて、実物をお手元でご確認するのがおすすめです!
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天然木フローリング選びで失敗しない
天然木フローリングは、選ぶ樹種や施工方法によって、住まいの快適性が大きく変わります。
見た目や価格だけで判断せず、「長い目で見たときに本当に満足できるか?」という視点を持つことがとても大切です。
ここからは、失敗しないために押さえておきたいポイントを2つご紹介します。このポイントを意識すれば、きっと納得できるフローリング選びができるでしょう。
メンテナンスの負担は覚悟して選ぼう
天然木フローリングは、年月を重ねるほど味わい深さが増す素材です。
しかし、その美しさを保つためには、こまめなメンテナンスが欠かせません。例えば、乾拭きや専用ワックスがけ、小さな傷の補修など、日常的な手間が少しずつ積み重なります。
特に無垢材は湿度変化に敏感で、乾燥する冬場には加湿器を使う必要があるケースもあります。そのため、「メンテナンスは絶対に面倒!」という方は、初めから耐久性やメンテナンス性の高い樹種を選んだ方が安心です。
天然木と長く付き合う覚悟があるかどうか、事前によく考えて選びましょう。

経年変化を楽しめる木を選ぶポイント
天然木フローリングの最大の魅力は、時間とともに味わいが増していく経年変化にあります。新品のときの美しさだけでなく、5年後、10年後にどう変わるかまでイメージして選ぶことが大切です。
オークは深みを増すような落ち着いた色に変化しますし、チークは黄金色に変化し、ヒノキは飴色に変わっていきます。この変化を「劣化」と感じるか、「成長」と感じるかで、天然木に対する満足度が大きく変わります。
購入前には必ず、樹種ごとの経年変化の特徴をチェックしましょう。
時間とともに、もっと好きになれる木を選ぶこと。それが、後悔しない天然木フローリング選びの最大のコツです。
天然木フローリングで理想の住まいを
天然木フローリングは、見た目の美しさだけでなく、木の香りや温もりを日々感じられる特別な素材です。
今回ご紹介したオーク、チーク、ヒノキはいずれも人気の高い樹種であり、それぞれ異なる魅力を持っています。オークは万能性と高耐久性、チークは世界に誇る高級感、ヒノキは癒やしと日本の伝統美を楽しめる素材です。
また、フローリング選びではメンテナンスの手間や経年変化をしっかり理解し、自分のライフスタイルに合った樹種を選ぶことが大切です。
天然木だからこそ手間をかける楽しみがあり、時間とともに住まいへの愛着も深まっていきます。
この記事を参考に、自分だけの「理想のフローリング」と出会い、末永く心地よい住まいを育てていってくださいね。

天然木材.comは木材専門の販売店として、天然木フローリングだけではなく、壁に張る無垢羽目板や、デッキ材、内装の建具に至るまで、豊富な商品バリエーションをご用意しております。新築からリフォーム、リノベーションまでプロの建築の方々とも話せる知識を持ったスタッフが対応いたします。もし、商品に関連する質問や相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。
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コラム監修者からのメッセージ

監修者:滝口 敦
(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)
木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。今回の天然木フローリングも含め、羽目板やその他無垢材商品を、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良いものを提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。