床材おすすめの無垢フローリング選び方ガイド
新築やリフォーム・リノベーションを検討中の方には必見の無垢フローリングの選び方ガイド。
おしゃれな空間づくりをする上で重要なポイントとなるフローリング。内装の印象を大きく左右するフローリングで、現在人気が出ている無垢材ですが、どんな風に選べばいいのか?何を選べばいいのか?気になる方も多いと思います。
たくさんの種類がある中で、自分に合ったもの、理想のお部屋に最適なものを選び、失敗や後悔のないようにしたいものです。それぞれの良いところや趣味趣向も違いますので何が一番良いのかは人それぞれです。
自分に合った無垢の木材を見つけて、理想の家づくりにするために、この記事を参考にお役立てください。
【今回の記事のポイント】
✔︎無垢材や木材の選び方がわかる。
✔︎自分に合った木材の見つけ方がわかる。
更新日:2023/10/16
初稿:2021/4/7
無垢フローリングをイメージから選ぶ
住宅を検討する際に最もイメージしやすいのが見た目。内装の中でもリビングなどで大きな面積を占める床のフローリングは、室内の雰囲気を大きく左右する部分として印象を決める大切な部分でもあります。
理想の部屋をイメージした際に、好きなタイプや色味、雰囲気などイメージを固めることでフローリング選びもしやすくなります。最近では、シンプルな内装が人気で、家具やカーペット、置物などのアートによって模様替えをする方も増えました。
また、海外のインテリアを真似してみたり、海外のテイストに合わせて空間づくりをされる方もいます。
現在では、ほとんどの住宅がフローリングを採用・施工し、住みたい内装でもランキング上位には床材にフローリングが入っています。
その中でも木の存在感をたっぷり感じることの出来る、人気の無垢材が採用され、シンプルでも温かみのある空間や、何にでも合わせやすい空間が実現出来ます。
ここからはタイプ別でおすすめの無垢フローリングをご紹介していきたいと思います。
住宅をご検討中の方は色々と参考にしてみて、何か気になることや質問・お見積りなどお気軽にご連絡くださいませ。
ナチュラルモダンStyle
現在、一番オーソドックスなスタイルと言っても過言ではないナチュラルモダンは、各所でそのワードをよく耳にします。住宅展示場や、大手インテリアメーカーなどナチュラルモダンを謳っている住宅関連の会社は多いです。
ナチュラルモダンはシンプルでいて飽きがこない内装で、どんな家具にでも合わせることが出来ます。
このナチュラルモダンを実現するには内装に自然素材などを使うことがおすすめです。床材に無垢フローリングを採用することでシンプルだけど、どこか温かみを感じることができたり、天然木の原木を使っている無垢材だからこそナチュラルな存在感を強く演出してくれます。
カジュアル・アンティークStyle
近頃は趣味に特化した家や、古民家や中古物件をリフォーム・リノベーションをした家など形に囚われない住宅も多くなってきました。趣味のサーフィンやバイクなどをメインと考えたスタイルだったり、どこか懐かしさを感じるような古材を使用した空間など、内装の一部をこだわったものにすることで自分らしさや個性を引き立たせることができます。
カジュアルライクな空間で居心地の良さを感じ、昔懐かしい空間で落ち着いてみたりと幅広く住環境も変化しつつあります。そんなカジュアルやアンティーク調の室内には無垢フローリングは最適な床材です。
共に経年変化を楽しめることで中古物件や古民家には時と共に馴染んでいき、趣味に特化した空間でも味わい深い独特の雰囲気に変化します。カジュアル・アンティークスタイルには比較的濃いめの無垢材がよく合います。元々の古材との相性や、傷や汚れも目立ちにくかったり味わいに変わるといったメリットもあります。
カジュアル・アンティークスタイルの無垢フローリングは、ブラックウォールナットや、アジアンブラックチェリー、メルバウなどが良いでしょう。それぞれ濃い色合いで強度もあるため、衝撃にも強く耐久性にも優れています。
海外のような空間が理想の方や、遊びや趣味にこだわりがある方によく好まれる素材です。
また、色が濃いことで古民家などの梁や柱といったそのまま使用した木材にも相性抜群です。
色が濃く硬いフローリングは存在感を出し、高級感や重厚感も演出してくれるのでラグジュアリーで落ち着いた雰囲気がお好みの方にも好まれます。
シンプル・北欧Style
素材や質にこだわり、生活さえも自然に寄り添いシンプルで過ごしたいといった北欧の考え方や、シンプルな空間で過ごしたいとお考えの方には白っぽい色合いで清潔感に溢れる無垢フローリングが人気です。
自然光との相性も良く、明るい雰囲気や清潔感を演出してくれます。また、白っぽいことで木材の節や木目なども伺え、まさに天然素材というような趣を味わえます。
白い壁や、白い家具に合うのはもちろんですが、天然素材の石や植物、布などにもとても良く合います。
シンプルスタイルには西南桜やパイン、柳杉などの無垢フローリングが合います。どれも淡い白色が特徴で、柔らかい素材で肌触りも良く、裸足の足で走り回る子供にも安心です。主に淡い色や柔らかい材質は針葉樹が多く、他の木材に比べ呼吸が上手なので自然の湿度管理も行ってくれます。
節などのキャラクターマークもはっきり伺え、アクセントにもなります。
また、西南桜はピンクがかったものもあり、淡いピンクの色合いは西南桜特有のもので女性に人気があります。パイン材はアンティーク家具でも多く出回っているほど人気が高く、経年変化と共に飴色に変わる特徴があり、家具も同じパイン材で揃えることで統一感もでます。
柳杉はスギ材ということで和風の空間に使用されがちですが、最近は洋室にも採用されミスマッチなアンバランス感に惹かれる方も多いみたいです。
針葉樹は広葉樹と比較すると湿気を吸収し、伸縮をしやすいです。そのため、乾燥がしっかりされていないと反りが起こることもありますが、コストは他に比べると安価です。これは針葉樹のメリットでもデメリットでもあるので使用する場所をよく考える必要があります。
上記で紹介したのは代表とも言える木材たちですが、これ以外にも豊富な樹種がございます。それぞれのスタイルにおすすめの無垢フローリングは全て、無料サンプルで実際に手に取って確かめることができます。
是非、一度本物の無垢材を触って味わってみませんか?業者様向けの特別仕切り価格もご用意しておりますのでお気軽にお問合せくださいませ。
無垢フローリングを色味から選ぶ
続いては色味から無垢フローリングを選ぶという方法です。フローリング材の色は、木材本来の色と着色や塗装を施すことで出す色の二つがあります。住まい全体をイメージしながら選んでいきましょう。
木は様々な種類があります。その樹種によって色合いも様々です。
先ほどもお伝えした通り、茶色が濃いものや白っぽいもの、赤みを帯びたものなど沢山の色を持ちます。
本来、木が持つ色というのは天然の木材だからこその特性で、決して一色では表現しきれないものばかりです。
それにより、味わいや風合いなどが演出され素材感が溢れるのです。この木が持つ色味を最大限に活かしたい場合はやはり無垢材が最高です。
加工によって美しく浮き出た木目は個性的で、注文住宅や高級マンションの床材としても利用されます。費用も高価な傾向にありますが、その分味わいや雰囲気は増します。
無垢材やGROBについて、お問合せやオーダー等ございましたらお気軽にお問合せくださいませ。他にも木材のことや、ご不明点等があった場合にもお気軽にご連絡ください。
無垢フローリングを失敗しないために
無垢材は写真で見るよりも必ず手に取って見た方がいい!
無垢というのは写真では伝わらない質感や素材感、色のムラや木の香りなど目では見えない情報が沢山あります。
直接、販売店に出向いて確認できる場合はいいですが、インターネット販売では出来ません。ですから、あらかじめ無料サンプルやカタログなどの有無を確認し、ある場合には取り寄せて確認しましょう。
手元に無料サンプルが届いた場合に確認しておきたいチェックポイントもご紹介いたします。
1:表面の質感や硬さをみる
無垢フローリングの質感や素材感、硬さなどをご自身の手で触って確認しましょう。それぞれの樹種によって質感や硬さは異なります。直接触れて見ることで納得のいくもの、理想のものを求めやすくなります。また、質感が良いものはやはり人気があります。
2:表面の肌触りや艶感、塗装を確かめる
フローリングは表面に塗装を施しているものも多くあります。自然の光沢や、塗装やオイルによる光沢など様です。光沢や艶感は空間演出を行う上では欠かせないものです。また、塗装やオイルを施したものと木材そのものの肌触りの違いなども、ご自身で確かめることで最適なものを選ぶことへと繋がります。
最近はオイル塗装が人気で、無垢の良さを増してくれるだけでなく、長持ちさせてくれる効果もあります。
3:写真の色合いと、本物の色合いを確認する
どうしても写真で撮った場合ではカメラのフラッシュの色や自然光などで色合いが違う状態で見えてしまう可能性もあります。
写真で良い色合いだと思っていても本物を見た際に違うことも中にはあります。そういった誤差をなくすためにも、必ず写真と本物の色味を確認しましょう。
また、パソコンで見る色とスマートフォンで見る色にも違いが生じる場合もありますので要注意です。ご自身の理想の色味は、ご自身の目で確かめることで失敗のない選択ができます。
以上となります。弊社で無垢材をご検討されている方も、まずは購入する前に無料サンプルで本物を実感してください。やはり、直接触って見るのでは木材の良さの伝わり方も全然違います。是非、五感で無垢の良さを感じ取ってみてください。
無垢フローリング選びのまとめ
フローリングを選ぶ際には、まずはイメージで選ぶ方が多いと思います。
もちろん、自分の理想のイメージに併せて選ぶことも重要ですが、無垢材の特性を知ってから選ぶとより一層、その部屋に適したフローリングを張ることが出来ます。
新築で設計時に決める方もいれば、中古やリフォーム・リノベーションでフローリングを張り替える方もいらっしゃるかと思います。無垢フローリングは木の温もりや質感が心地よく、他では味わえない経年変化も楽しめます。
コラム監修者からのメッセージ
監修者:滝口 敦
(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)
木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。今回のモンキーポットも含め、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良い無垢材を提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。