木材の床で快適!天然木が選ばれる5つの理由
新築やリフォームを考えるとき、床材選びは毎日を左右する大事な選択です。
見た目はもちろん、材質の足触りや温かさ、空間の雰囲気、そして健康への配慮までを考慮する必要があります。
そこで注目されているのが、天然木材を使った床材です。
フローリング材には多くの種類がありますが、木そのものの自然な魅力を味わえる無垢の床材は、暮らしの質を格段に上げてくれる存在です。
「でも、天然木って高いんじゃないの?」「傷がつきやすいんじゃ?」といった声も聞こえてきます。
そんな不安を抱えている方に向けて、この記事では天然素材が床材として選ばれる理由を、実際の使用シーンや具体的な利点とともにわかりやすく紹介していきます。

【今回の記事のポイント】
✔️自宅のリフォームや新築時の床選びがしやすくなる
✔️家族の健康やライフスタイルに合った素材がわかる
✔️天然木材.comの商品選びに自信が持てる
初稿:2025/6/24
《目次》
・天然木材のフローリングが選ばれる理由
・天然木の床材を選ぶ際の注意点と対策
・木材が床におすすめ?人気樹種ランキング
・木材床材の後悔しない選び方とは?
・木材の床材で快適生活を始めよう!
天然木材のフローリングが選ばれる理由
近年、家の中で過ごす時間が増えたことで、住環境へのこだわりも高まっています。
そんな中で注目されているのが天然木材の床材です。
自然素材ならではの温かみや快適性、そしてデザイン性の高さが支持され、選ばれる理由にはしっかりとした根拠があります。ここでは、その中でも特に評価されている5つの理由をご紹介します。
【選ばれる5つの理由】
⚫︎ 肌ざわりが心地よく、リラックスできる
⚫︎ 調湿作用で室内環境を整える
⚫︎ 経年変化を楽しめ、愛着が増す
⚫︎ 化学物質が少なく、家族にもやさしい
⚫︎ 断熱・防音効果があり生活音や冷えを軽減

自然素材ならではの快適な肌触り
「この床、なんだか気持ちがいい」
天然木材の床を初めて踏んだ人がよく口にする感想です。
合板フローリングや塩ビ製の床と違い、無垢材は足裏に優しく、触れた瞬間にほんのりとした温もりを感じます。
特に素足で過ごすことの多い家庭では、この感覚が生活の質を大きく左右します。
木材は金属やタイルに比べて材木の熱伝導率が低いため、冷たさを感じにくく、冬場でもヒヤッとしないのが魅力の一つです。
その上、木材の繊維構造が足の圧力を優しく分散してくれるので、長時間立っていても疲れにくく、赤ちゃんのハイハイやペットの足にも負担が少ないという点も見逃せません。

調湿作用で一年中さらっと快適
天然木材には、「呼吸をする」という特徴があります。
空気中の湿気が多いときは水分を吸い、乾燥しているときには放出するという調湿作用が備わっているんです。
例えば、梅雨時のジメジメした季節でも、木の床材は空気を吸ってベタつき感を和らげ、逆に冬の乾燥シーズンには程よい潤いを保とうと働きます。この機能があることで、室内の湿度バランスが自然と整い、快適な空気環境が保たれるのです。
また、調湿効果によって結露やカビの発生も抑えられるので、住まいの長寿命化にもつながります。機械や装置を使わずに自然に快適が手に入るのは、まさに天然木材ならではの強みと言えるでしょう。

経年変化を楽しめる素材の魅力
何でも「新品が一番きれい」と思われがちですが、天然木材の床材は、使い込むほどに味わいが増すのが大きな特徴です。
時間の経過とともに、色味が深まったり艶が出てきたりと、経年変化という楽しみが待っています。これは木が本来持っている自然の油分や樹種の性質によるもので、人工的に作られた素材にはない魅力です。
特に、オークやチェリーなどは、年を重ねるごとに風格が出て、住まいとともに育っていく感覚を味わえます。
「家族の思い出と一緒に、床も成長していく」
そんな実感を得られるのも、天然木の床材ならではです。
最初は少し明るかった床色が、10年後に深みを増している。その変化が嬉しくなるはずです。
安心・安全な素材で健康にも配慮
近年、シックハウス症候群やアレルギーなど、住まいと健康の関係に注目が集まっています。
その中で、天然木材の床材は化学物質をほとんど使わずにつくられているため、小さな子どもや敏感な体質の人にとって安心できる素材です。
一般的な合板フローリングやクッションフロアには、接着剤やコーティング剤としてホルムアルデヒドなどの化学物質が使われることがあります。一方、天然木の無垢材は、木そのものの力を生かしており、余計な添加物がありません。
天然木の優しい香りにはリラックス効果があるとも言われており、心身ともに健康的な住空間をつくるのにぴったりです。毎日長時間触れる場所だからこそ、安全性で選ぶ価値があります。
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高い断熱性と防音効果で暮らし快適
天然木材のもう一つの大きな魅力は、その優れた断熱性と防音効果にあります。
木は構造上、内部にたくさんの空気層を持っており、この空気が熱や音の伝わりを抑えてくれます。
つまり、木材の床は冬の底冷えを防ぎ、夏の熱気を和らげてくれる自然の断熱材でもあるということになります。エアコンや暖房の効率も良くなるので、省エネにもつながります。
また、木材は音を柔らかく反射・吸収するため、生活音を軽減できる点も嬉しいポイントです。マンションや2階建ての住宅などでは、階下や隣室への音の響きも気になりますが、天然木材なら安心です。
「家にいるだけで心地が良い」と思える空間づくりを支えてくれるのが、木材の力なのです。

天然木の床材を選ぶ際の注意点と対策
天然木の床材は魅力がたっぷりある一方で、選ぶ前に知っておきたい注意点もあります。
素材そのものが生きているため、傷つきやすかったり、湿気や乾燥で多少の変化が起きることもあります。
しかし、それらはちょっとした工夫や手入れでしっかりカバーできます。後悔のない素材選びをするために、事前に把握しておきたいポイントと、それに対する対策を整理しておきましょう。
【主な注意点と対策】
⚫︎ 傷がつきやすい → ラグ・フェルトパッドで保護
⚫︎ 水に弱い → 濡れたらすぐ拭く、ワックスで保護
⚫︎ 日焼け・色ムラが出る → UVカットカーテンの活用
⚫︎ 湿度で伸縮 → 加湿器・除湿機で室内調整
⚫︎ 表面のざらつき → 定期的なオイルメンテナンスで解消

傷やへこみができやすいって本当?
「天然木の床は傷つきやすいんじゃない?」という声をよく聞きます。確かに、無垢材は硬さの違いがあるとはいえ、スチール脚の椅子や重い家具を引きずると跡が残ることがあります。ですが、それを逆に「味」と捉える人も多くいます。
経年変化とともに暮らしの跡が床に刻まれていく…そんな感覚も天然木ならではです。
どうしても気になる方には、オークやアッシュなど比較的硬めの木材を選ぶのが安心です。
また、椅子の脚にフェルトを貼る、子どもの遊び場にはラグを敷くなど、予防策も効果的です。
このような小さな気配り一つで、床材の美しさをキープできます。さらに、浅い傷であれば水を含ませた布とアイロンの蒸気で回復できることもあり、ちょっとした知識があれば長く美しく使い続けられます。

床材ごとのメンテナンス方法とは?
天然木の床材は、定期的なメンテナンスが大切です。と言っても、面倒な作業ではなく、数ヶ月に一度の手入れで十分です。
木の種類によっても最適な方法が異なるので、使う前に理解しておくと安心です。
オーク材や西南桜のような油分の多い木は、表面の乾燥を防ぐために定期的に専用オイルを塗ることで、しっとりとした質感を保てます。
逆に、乾燥しやすい樹種はワックスや蜜蝋系コーティングで表面を保護しておくのがポイントです。普段の掃除は、乾拭きや固く絞った雑巾でOK!洗剤を多用しないことで木の質感が長持ちします。
木材が床におすすめ?人気樹種ランキング

人気No.1:オークの魅力と特徴
天然木材の床材の中でも圧倒的な人気を誇るのがオーク材です。
硬くて重厚感があり、表情豊かな木目が空間に落ち着きと高級感を与えてくれます。
オークは衝撃に強く、傷や凹みにも比較的強いため、リビングや玄関などの人が多く出入りする場所でも安心して使えます。また、経年変化によって色が深まり、使い込むほどに味が出るのも魅力の一つです。

人気No.2:西南桜の優しい風合い
西南桜(せいなんざくら)は、その柔らかく優しい木目と、ほんのりとした光沢感が特徴の樹種です。色味は明るめで、空間を柔らかく、そして優しく包み込んでくれます。
柔らかい木材なので足触りがよく、素足で歩いたときにふんわりとした感触を楽しめる点も人気の理由です。
その一方で、オークに比べて少し傷が付きやすい面もありますが、日常使いにはまったく問題ありません。定期的なメンテナンスやラグの活用で、きれいな状態を長く保つことができます。

人気No.3:GROBの高級感と品質
GROB(グローブ)は、ホワイトオークをベースに特別な加工を施した高級感あるフローリング材です。表面仕上げには独自の技術が使われており、木目の美しさや陰影が際立つデザイン性が特徴です。
見た目だけでなく、耐久性や安定性にも優れており、商業施設や高級マンションでも採用されるほどです。標準的な無垢材に比べて、湿度変化による伸縮が少ない点も安心材料です。
人とは違う、ひと味違った無垢材を求める方にぴったりです。
木材床材の後悔しない選び方とは?
床材選びでよく聞くのが、「思っていたより傷が目立つ」「部屋の雰囲気に合わなかった」「メンテナンスが手間だった」といった後悔の声です。
そんな後悔をほんの少しの知識と準備で防げるのをご存知ですか?
このページでは、後悔しないために押さえておきたい視点や、初心者でも安心して木材を選べる方法をまとめました。
素材選びは暮らしの土台となる大切なポイントです。家族構成や生活スタイルを考慮しながら、しっかり選んでいきましょう。
《後悔しないためのポイント》
⚫︎ 樹種の特徴を事前に調べておく!
⚫︎ 施工事例や実物サンプルで確認する!
⚫︎ メンテナンス頻度を把握する!
⚫︎ インテリアとの調和を考える!
⚫︎ 家族のライフスタイルに合っているかを見極める!

施工後に後悔しないための3つの視点
「思っていたよりも硬すぎた…」「部屋の雰囲気と違って浮いてしまった…」など、施工後の後悔は案外多いものです。でも、それらは施工前の3つの視点でかなり防げます。
1:見た目だけで選ばない
木目や色味に惹かれて選ぶのはよくあることですが、実際に踏んだときの感触や、光の当たり方による見え方も大切です。
2:実物に触れることを忘れない
天然木材.comでは無料サンプル請求ができるので、実際に手に取って感触や香り、色味を確認してから判断するのがおすすめです。
3:生活シーンをシミュレーションする
「ペットの足音が気になるかも?」「子どもが走り回るかも?」など、自分の暮らしに木材がどう合うのかを想像してみましょう。
ちょっとした想像力と行動が、後悔ゼロの床選びにつながります。
床材選びで迷ったら無料サンプルの活用が吉!
「ネットで見た画像と実物が違った」などは、床材選びでよくある失敗談です。
特に木材は自然のものなので、木目の出方や色味が一枚一枚違います。だからこそ、無料サンプルを活用することが、失敗しない床選びの一番の近道です。
天然木材.comでは、主要な樹種のサンプルを無料で取り寄せが可能です。
手に取って見るだけでなく、照明下での見え方や、素足で触れたときの感触を確認することで、「自分の家に合うかどうか」がより具体的にイメージができます。
また、インテリアと色味の相性や、家具との組み合わせを確かめるのにも非常に有効です。実際に使用する環境で見て触れることで、想像と現実のズレを防ぎ、安心して選べるようになります。
木材の床材で快適生活を始めよう!
天然木材の床材は、ただのフローリング材ではありません。
肌に触れたときの優しい温もり、湿度を自然に調整してくれる呼吸する性質、そして年月を経て味わいが深まっていく表情など、まさに「暮らしに寄り添う素材」です。
今回の記事では、そんな天然木材がなぜ選ばれているのかを5つの理由に分けて紹介しました。
心地よさや安全性だけでなく、防音や断熱といった実用的な面でも、暮らしを下支えする力があることがわかっていただけたと思います。
もちろん、天然素材ならではの注意点やお手入れの必要性もありますが、それも含めて「愛着を持って暮らす床」になるのが無垢材の魅力です。そして、後悔しないための選び方として、実物サンプルの活用や、生活シーンを具体的にイメージすることの大切さもお伝えしました。

「どの木材を選べばいいのかわからない」「通販で買うのは不安…」
そんな方にも、天然木材.comなら樹種の豊富さ、実績、サービス内容すべてにおいて安心して選べる環境が整っています。
あなたも天然の木材で、理想の空間づくりを始めてみませんか?
まずは無料サンプルで、天然木の心地良さを体感してみてください。
天然木材.comは木材専門の販売店として、天然木フローリングだけではなく、壁に張る無垢羽目板や、デッキ材、内装の建具に至るまで、豊富な商品バリエーションをご用意しております。新築からリフォーム、リノベーションまでプロの建築の方々とも話せる知識を持ったスタッフが対応いたします。もし、商品に関連する質問や相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。
これまでも多くのお客様・業者様よりご支持をいただき、嬉しいことに全国各地からご注文をいただいております。木材専門店として、取り扱う樹種の豊富さやバリエーションには自信があります!ぜひ、無垢材の採用をご検討中の方は、インターネットの通信販売にて全国販売が可能な天然木材.comをご利用ください。
なお、建設会社・設計事務所・工務店などには特別仕切り価格にて、商品を提供しておりますので、材料選びにお悩みの方はお気軽に!
コラム監修者からのメッセージ

監修者:滝口 敦
(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)
木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。天然木材のフローリングも含め、羽目板やその他無垢材商品を、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良いものを提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。