腰壁のDIYはできる?羽目板でナチュラル空間!

腰壁を羽目板でDIYできる?ナチュラル空間の実現

「部屋の雰囲気をもっとおしゃれに変えたい」
「ナチュラルで落ち着いた空間にしたい」
そんな願いを叶えるのが、羽目板を使った腰壁です。

腰の高さまで板張りする「腰壁(腰板)」は、壁を保護するだけでなくインテリア性をぐっと高めてくれる人気の内装手法です。中でも無垢の羽目板を使えば、温もりのある木の質感が部屋に心地よいアクセントを加えてくれます。

今回の記事では、羽目板×腰壁の魅力をじっくり解説しながら、初心者でもチャレンジしやすいDIYのコツ、さらに実際の施工事例もあわせてご紹介します。
「やってみたいけど、難しそう…」と感じている方にも、実例や素材の選び方を通して、自信を持って取り組めるように導きます。

無垢 羽目板 腰壁

【今回の記事のポイント】
✔️腰壁のメリットと羽目板の種類・魅力をわかりやすく紹介
✔️DIY初心者でも安心して始められる施工の流れを解説
✔️飲食店や住宅での実際の施工事例からインテリアの参考に!

初稿:2025/4/14

《目次》
腰壁とは?空間に取り入れたい理由
羽目板の種類と特徴|DIY前の基本知識
腰壁羽目板のDIY基本手順と注意点|活用方法
腰壁を羽目板で施工した事例紹介
腰壁の羽目板におすすめな商品なら天然木材.com
腰壁を羽目板でDIYして暮らしに温もりとデザインを

腰壁とは?空間に取り入れたい理由

腰壁とは、壁の下部を板材などで仕上げた装飾のことを指します。
一般的に床から90cm〜120cm程度の高さに施工されることが多く、もともとは家具などのぶつかりによる汚れや傷を防ぐために使われていました。
しかし近年では、ナチュラルで温かみのある空間を演出できるインテリア要素としても人気です。特に無垢の羽目板を使った腰壁は、素材そのものの質感や香りが心地良く、リビングや玄関、トイレなどにも自然に馴染みます。

無垢羽目板 腰壁

腰壁の基本構造と役割とは?

腰壁は「壁の保護」と「インテリア性」の両方を兼ね備えた、実用性の高い内装パーツです。
構造としては、既存の壁の上から板材(羽目板)を貼り、上下に巾木(はばき)や見切り材を取り付けて仕上げるのが一般的です。壁の下部は手が触れやすく、掃除機や椅子が当たる機会も多いため、腰壁を設けることで汚れや傷を軽減し長くきれいな状態を保つことができます。

また、腰壁を設置することで部屋の中に水平ラインが生まれ、空間に落ち着きと奥行きが出るという効果もあります。単なる装飾ではなく、暮らしやすさとデザイン性の両立が叶うのが魅力です。

羽目板 腰壁

羽目板との相性が良い理由とは?

羽目板とは、木材を板状に加工し、サネ(凹凸のある継ぎ目)でつなぎ合わせて使う仕上げ材のことを指します。羽目板はナチュラルな素材感美しい木目が楽しめるため、腰壁との相性が抜群です。杉やパイン、ヒノキなどの無垢材を使うことで、自然の風合いや木の香りを感じることができ、空間に癒やしの効果をプラスできます。

また、羽目板はサイズが均一で扱いやすく、カットや貼り付けも比較的簡単です。そのためDIYにも向いており、リフォーム初心者でも腰壁に取り入れやすい素材です。さらに、塗装を施すことで好みの色味に調整できるため、北欧風・カフェ風・和モダンなど、さまざまなインテリアテイストに合わせられるのも人気の理由です。

腰壁がもたらす空間の変化とは?

腰壁は単なる「壁の一部の張り替え」ではありません。
施工することで、空間全体に以下のような変化が生まれます。

▶︎ 圧迫感を抑えつつ空間に奥行きを持たせる
▶︎ 部屋のデザインにリズムが生まれ、メリハリがつく
▶︎ 自然素材による視覚的な癒し効果
▶︎ 子どもやペットによる汚れ・傷を防ぐ実用性

例えば「なんだか壁が味気ないな…」と感じていたリビングでも、羽目板を取り入れた腰壁を施工するだけで、まるでカフェやモデルルームのような雰囲気に早変わりします。特に木材の温もりは、どの部屋にも自然になじみ、リラックス感のある空間づくりにぴったりです。

羽目板の種類と特徴|DIY前の基本知識

腰壁を羽目板で仕上げる場合、最初に悩むのが「どんな木材を選ぶべきか」という点です。
見た目の違いだけでなく、手触り・香り・価格帯などもそれぞれ異なるため、素材選びは空間の仕上がりに大きく影響します。このパートでは、人気の羽目板素材の特徴や、無垢材と集成材の違いなどをわかりやすく整理していきます。
DIYをする前に、ぜひ知っておきたい知識をまとめました。

杉・パイン・ヒノキ…人気素材を徹底比較!
羽目板に使われる代表的な木材には、それぞれ独自の個性があります。
選ぶ木によって、部屋の印象や香り、触り心地がガラッと変わるため、好みや空間の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。

素材名 特徴 香り 色味 施工のしやすさ
杉(スギ) 柔らかく温かみのある木目 強めの芳香 赤みがかった淡色
和風な雰囲気
柔らかく
加工しやすい
パイン(松) 芯がしっかりしてて
耐久性がある
樹脂の香り 黄色みのある明るい色 やや硬め
桧(ヒノキ) 高級感と抗菌性がある 上品で爽やか 白からピンクがかった淡色 加工しやすい

それぞれの木材は、見た目だけでなく、匂いや触感加工性価格など総合的に見て判断するのがポイントです。

無垢材と集成材の違いってなに?

羽目板には「無垢材」と「集成材」の2タイプがあります。
それぞれの違いを知っておくと、用途や好みに合った選択がしやすくなります。

無垢材は、一本の木から切り出された「本物の木そのまま」の素材です。木の香りや調湿性経年変化による味わいなど、天然素材ならではの魅力があり、ナチュラル志向の方に人気です。

一方で集成材は、小さな木片を接着して一枚の板に仕上げたものです。反りや割れに強く価格も抑えめで、「コストを抑えつつ木の雰囲気を楽しみたい」方にはぴったりです。
ただし、見た目や手触りにおいては、無垢材の方が自然な温かみがあるため、腰壁として「見せる仕上げ」にするなら無垢材がおすすめです。

羽目板 壁

他にも、豊富なバリエーションで無垢羽目板をご用意しておりますので、気になる商品がございましたら、無料のサンプル請求にて、実物をお手元でご確認いただくのがおすすめです!
実際に目で見て、お手元で質感を確認できるサービスですので、ぜひご利用ください。複数の商品をお選びいただければ、指定の木材パネルをご自宅や会社へお届けいたします。

腰壁羽目板のDIY基本手順と注意点|活用方法

腰壁DIYは、ポイントさえ押さえれば初心者でもチャレンジ可能なリフォーム方法です。
特に羽目板は扱いやすく、ナチュラルでおしゃれな仕上がりになるため、リビングや玄関、トイレなどの「ちょっと雰囲気を変えたい場所」にぴったりです。ここでは、腰壁DIYに必要な道具や材料手順、そしてよくある失敗とその対策まで、実践的な内容を紹介します。

用意すべき道具と材料の一覧
DIYに挑戦する前に、まずは必要な道具と材料を揃えましょう。以下は基本的な腰壁DIYに必要なものです。

・羽目板(杉やパインなど好みの無垢材)
・見切り材・巾木(上下の仕上げ材)
・両面テープ or 木工用ボンド or ビス留め道具
・メジャー(寸法を正確に測るため)
・ノコギリ(または丸ノコ)
・インパクトドライバー(ビス留めする場合)
・水平器(まっすぐ貼るために必要)
・下地材(必要に応じて)

初心者におすすめなのは、「両面テープ+ボンド」で貼る方法です。
壁に直接傷をつけたくない方や賃貸住まいの方でもチャレンジしやすく、道具も比較的少なくて済みます。

DIY

施工の流れをざっくり解説!
〜下地処理から仕上げまで〜

腰壁DIYの基本的な流れは以下の通りです。

1【寸法を測る】→ 施工する壁の高さ・幅を測り、必要な材料の長さと数を算出
2【下地の準備】→ 壁紙の上から貼る場合は、表面を軽く拭いて清潔にしておく
3【羽目板の仮置き】→ 張り始める前に板を仮置きして、全体の配置やバランスを確認
4【貼り付け作業】→ 両面テープ・ボンドを使用して、下から上に向かって貼り進める
5【見切り材を取り付け】→ 上下に巾木や見切り材をつけて仕上げる

「まっすぐに貼ること」が仕上がりの見た目を大きく左右するポイントになります。最初の一段目がずれてしまうとすべての板に影響します。水平器や墨出しでしっかりラインを引いておくのがコツです。

DIY

DIYでよくある失敗とその対処法
「せっかく貼ったのに、板が浮いてきた…」「思ったより斜めに仕上がってしまった…」
こんなトラブルも、事前に対策しておけば防げます。
よくある失敗とその解決法は以下の通りです。

▶︎ 浮きや剥がれ → 下地をしっかり清掃&接着材をケチらずたっぷり使う
▶︎ 板のズレや傾き → 初めに水平をしっかり取る、1枚ずつ丁寧に貼る
▶︎ 部屋の角がうまく収まらない → L字コーナー材や見切り材で処理する
▶︎ 材料が足りなかった → 必要量+10〜15%の余裕を持って購入

初心者がやりがちなのが「測り間違い」と「焦って貼ってしまう」ということです。ゆっくり確実に、1枚ずつ丁寧に作業するのが仕上がりを左右するコツです。

腰壁を羽目板で施工した事例紹介

腰壁リフォームは、見た目だけでなく日々の暮らしに心地よさをプラスしてくれます。ここでは、天然木材.comで紹介されている個人住宅や店舗での施工事例をもとに、無垢材の羽目板がどのように暮らしに馴染んでいるかを詳しく見ていきましょう。

【施工事例①】
木の温もりが心地いい!個人住宅の腰壁リフォーム
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無垢羽目板 壁板

事例紹介:自然素材の家

この施工事例は、「自然素材の家」にこだわるご家族が選んだ無垢材の羽目板を使用した腰壁リフォームです。施工箇所はリビングダイニングを中心とした居住空間です。床材と同系色の杉羽目板を腰壁に使用することで、空間全体に統一感と温かみが生まれています。

住まい手の声としては、「木の香りが部屋に広がり、とてもリラックスできる」といった感想があり、視覚だけでなく嗅覚にも心地よい変化を与えていることが分かります。また、調湿効果のある杉材を使用することで、部屋の空気環境にもプラスの影響をもたらしています。

【施工事例②】
温もりと清潔感を演出!飲食店の壁板デザイン

飲食店では、「第一印象」がそのままお店の印象につながります。
居心地の良い空間を作るためには、見た目の清潔感と素材の温もりがとても重要です。
この事例では、無垢材の腰板を取り入れたことで落ち着きと個性を両立した店舗空間が実現しています。

店舗 壁板

事例紹介:飲食店/店舗

こちらの事例は、古民家のような風合いを活かした飲食店の内装リフォームです。使用されている羽目板は、柳杉を加工したものです。
天井や床、カウンターとトーンを合わせたことで、全体が統一感のある柔らかな雰囲気に仕上がっています。飲食店や古民家風カフェなどの店舗には無垢材の質感や色合いがとてもよく合います。

印象的なのは、あえて木の節や表情をそのまま活かしている点です。杉や柳杉といった針葉樹は節が多く、模様や表情が豊かです。これにより、「新品感」ではなく、「使い込まれた温もり」を感じさせる空間演出が可能になっています。自然素材ならではの不揃い感が、訪れる人にホッとできる安心感を与えています。

【施工事例③】
和モダンな雰囲気を演出!室内に映える腰壁

腰壁は、空間の印象を大きく変える力を持つ内装要素です。
特にリビングのような家族が集まる空間や毎日出入りする玄関では、木の温もりとデザイン性を両立させた「和モダン」スタイルの腰板が、心地よさと品格を同時に演出してくれます。

腰壁 DIY 羽目板

事例紹介:無垢材/屋内

この事例は、無垢材をふんだんに使用したリフォームの一例です。
腰壁部分には杉の羽目板を採用し、白壁とのコントラストを効かせた構成となっています。腰壁の高さは空間に圧迫感を与えない絶妙なラインで調整されており、木のぬくもりを感じつつも現代的なすっきり感を損なわない設計がなされています。落ち着いた木の色合いは、和モダンインテリアや北欧テイストとも相性抜群です。

以上が、壁に羽目板を採用した実際の施工事例になります。
人が集まる空間に無垢羽目板が入ることで、全体に温もりがあふれ全体の統一感も増し、それぞれの無垢材の存在感やデザインを引き立たせてくれま。他にも天井や外壁に無垢羽目板を利用した事例がございますので、ぜひ参考にしてみてください。

腰壁の羽目板におすすめな商品なら天然木材.com

DIYやリフォームを成功させる鍵は、「どんな素材を選ぶか」にかかっています。
特に、腰壁に使う羽目板は、空間の印象を左右する大切な存在です。質の高い素材を信頼できるところから選ぶことが、仕上がりを格段に美しくするポイントにつながります。
続いては、天然木材.comが選ばれる理由とおすすめの羽目板についてご紹介します。

こだわりの国産材が揃う!天然木材.comの魅力
天然木材.comは、国産の無垢材にこだわる木材通販専門店です。取り扱っている木材は、奈良県吉野産や静岡産の杉・ヒノキなど、自然豊かな地域で育った良質な木ばかりです。

《天然木材.comの魅力ポイント》

▶︎ 国産の厳選された無垢材を豊富に取り扱っている
▶︎ 節あり・節なしなど、仕上がりの印象に合わせた選択が可能
▶︎ 羽目板、巾木、見切り材がセットで揃うのでコーディネートも簡単
▶︎ 施工事例が豊富で、使用イメージがわきやすい
▶︎ オンラインで全国配送に対応

「せっかくDIYをするなら、素材にもこだわりたい」という方にはまさにぴったりのインターネット通販ショップです。

杉・ヒノキ・パイン…豊富なラインナップで選びやすい

天然木材.comでは、さまざまな樹種の羽目板を取り扱っています
素材の種類によって、香り・色味・雰囲気が異なるため、空間のテイストや好みに合わせて自由に選べるのが魅力です。例えば、樹種によって下記のような違いがあるので、参考にしてみてください。

素材 おすすめ空間 香り 価格帯 雰囲気
国産杉 リビング・寝室 木の香りが高い ◎お手頃 柔らかくナチュラル
ヒノキ お風呂場・脱衣所・玄関 清潔感のある香り △高級 明るく上品
パイン 子供部屋・カフェ風空間 樹脂の香り ○中価格 可愛らしくカジュアル

素材選びに迷った場合は、部屋の使用目的と雰囲気に合わせて選ぶのがおすすめです。
また、同サイトでは木材のプロによるアドバイスも受けられるため、迷ったときには相談できる安心感もあります。

腰壁を羽目板でDIYして暮らしに温もりとデザインを

羽目板を使った腰壁は、単なる内装の装飾にとどまらず、暮らしの質を高めてくれる心地よい仕掛けです。素材の選び方ひとつで空間の雰囲気がガラッと変わり、自然素材ならではの香りや手触りが住まいに安らぎを与えてくれます

今回の記事では、腰壁の基本や羽目板の種類、DIYの手順、そして実際の施工事例を通して、腰壁がもたらす空間の魅力と実用性を具体的にご紹介しました。特に、無垢材の魅力を最大限に引き出す施工例は、どれも木のぬくもりを生かした「等身大の豊かさ」を感じさせてくれます。

さらに、「天然木材.com」で取り扱う国産無垢の羽目板は、品質・デザイン性ともに信頼できるものばかりです。リフォームやDIYを検討している方にとって、理想的な素材選びの参考になることでしょう。
住まいに自然素材を取り入れる第一歩として、羽目板の腰壁から始めてみませんか?
きっと、家の中を少しだけ特別な空間に変えてくれるはずです。

腰壁羽目板
ご自宅や店舗、オフィスなどに無垢羽目板を取り入れたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、高品質で多樹種の無垢材の取扱いを誇る当社へお気軽にご依頼ください。送料や価格、出荷・納期についての案内やサービス、お問合せも受け付けております。通信販売にて、全国各地のお客様へ向け、最短では当日発送を行うなど、お客様の期待にお応えいたします。(※地域によってお届け日が異なりますので、あらかじめご理解の上、了承ください。なお、沖縄・離島に関しては別途、見積もりをお出しいたします。)

天然木材.comは木材専門の販売店として、羽目板だけではなく、床に張るフローリングや、デッキ材内装の建具に至るまで、豊富な商品バリエーションをご用意しております。新築からリフォーム、リノベーションまでプロの建築の方々とも話せる知識を持ったスタッフが対応いたします。もし、商品に関連する質問や相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。

これまでも多くのお客様・業者様よりご支持をいただき、嬉しいことに全国各地からご注文をいただいております。木材専門店として、取り扱う樹種の豊富さやバリエーションには自信があります!ぜひ、無垢材の採用をご検討中の方は、インターネットの通信販売にて全国販売が可能な天然木材.comをご利用ください。
なお、建設会社・設計事務所・工務店などには特別仕切り価格にて、商品を提供しておりますので、材料選びにお悩みの方はお気軽に!

コラム監修者からのメッセージ

監修者

監修者:滝口 敦

(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)

木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。今回の無垢羽目板商品も含め、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良い無垢材を提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。

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