柳杉とは?羽目板の自然の温もりを感じる魅力と施工例

柳杉の羽目板とは?自然の魅力と施工例

「柳杉って、普通の杉と何が違うの?」
「自然素材で内装を考えているけど、何を選べばいいのかわからない…」
そんな疑問を抱く方にぴったりなのが、この記事です。

柳杉は、杉の中でも特に風合いが豊かで、香りや肌触りに優れた木材です。
特に羽目板として用いることで、空間に「やさしさ」「あたたかさ」を添えてくれます。この記事では、柳杉という木材の基本的な知識はもちろん、実際に施工された住宅や店舗のリアルな事例もご紹介します。
天然木の魅力を活かした空間づくりを検討中の方にとって、きっと参考になるはずです。

無垢 羽目板 壁 柳杉

【今回の記事でわかる3つのポイント】
✔️柳杉の特徴と、他の木材との違い
✔️柳杉羽目板を活かした住宅・店舗の施工実例
✔️メンテナンス方法や選び方のヒント

初稿:2025/3/26

《目次》
柳杉の違いと特徴を解説
柳杉羽目板の魅力とは?
柳杉羽目板の施工事例
柳杉羽目板の取り扱い
柳杉羽目板のまとめ

柳杉の違いと特徴を解説

杉材と聞くと「日本らしい木」「香りがいい」といった印象を持つ方も多いでしょう。
その中でも「柳杉(りゅうすぎ、やなぎすぎ)」は、独特の木目とやわらかな質感が特徴の希少な杉材です。この記事では、柳杉の基本情報から、一般的な杉材との違い、内装材として人気の理由まで、わかりやすく解説していきます。
自然素材を選ぶ際の判断材料として、ぜひ参考にしてください。

柳杉とは?その名前の由来と樹種の基本情報

柳杉(やなぎすぎ)は、一般的なスギと同じ「スギ科」に属する針葉樹ですが、木目や風合いに個性がある杉材の一種です。
特に特徴的なのは、その“木目のしなやかさ”“源平模様”と呼ばれる赤身と白太が混じった独特の色合いです。これが柳の葉のようにゆらぎのある風合いを見せることから、「柳杉」と呼ばれるようになったとも言われています。
主に中国四川省原産で、日本のスギとDNAが同じとされており、色味、材質、肌触りなど、ほぼ日本のスギと同じ性質を持った材として知られています。九州や西日本の一部地域で育つものもあるようです。柳杉は、樹齢によっても表情が大きく変わる木材になります。芯材の赤身が多く含まれるものほど耐久性があり、外壁材や構造材としても使用されてきましたが、近年ではその柔らかくナチュラルな風合いから、内装材や羽目板としてのニーズが急増しています。
加工しやすく木の香りも豊かで、肌触りも柔らかい。まさに“住まいと人にやさしい木材”です。

無垢羽目板 柳杉

杉との違いは?見た目・性質・用途を比較

杉材と一口に言っても、産地や加工の仕方、樹齢によって大きく特徴が異なります。
柳杉と一般的な杉材との違いは、見た目・性質・適した用途などに明確な差があります。

たとえば、一般的な杉は比較的均一な色合いで、建築構造材やフローリング材として多用されます。一方の柳杉は、赤身と白太が混在する「源平(げんぺい)」の表情が豊かで、特にインテリア性を重視する羽目板や壁材として重宝されます。

肌ざわりや香りも柳杉のほうがまろやかで、空間に「やすらぎ」を与える素材として注目されています。以下の表で両者の違いを比較してみましょう。

比較項目 一般的な杉材 柳杉
色合い 単色に近い・やや淡い 赤白のコントラストがある
源平模様
木目 比較的まっすぐ ゆらぎがあり、優しい印象
肌ざわり ややざらつきがある 柔らかく、手になじむ
香り 杉の香りはするが個体差がある ほのかに甘く
癒やしを感じる香り
用途 構造材・外壁・フローリングなど

羽目板・天井板・和室
店舗内装など

このように、柳杉は「住まいにあたたかみを持たせたい」「自然素材で見た目にもこだわりたい」という方にぴったりの素材です。

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他にも幅やサイズ違い、塗装別などの商品がありますので、参考にご覧ください。

柳杉に向いている用途とは?住宅・店舗に最適な理由

柳杉はその美しさだけでなく、実用面でも高く評価されています。
特に羽目板としての使い勝手がよく、以下のような用途に向いています。

▶︎和室の腰壁・天井板
 畳や障子との相性がよく、落ち着いた和空間を演出します。
▶︎店舗の内装材(壁・天井)

 木目が印象的で、温かみのある印象を与えます。飲食店などの雰囲気作りに最適です。
▶︎子供部屋や寝室などの壁材

 調湿性とやさしい香りで、快適な空間に仕上がります。
▶︎リフォームやDIY用の内装材

 柔らかく加工しやすいので、DIYにも向いています。

こうした特性から、柳杉は「デザイン性と実用性を両立した木材」として、多くの住宅や商業施設で採用されています。

柳杉羽目板の魅力とは?

柳杉羽目板は、ただの壁材・天井材ではありません。
そこには「自然素材ならではの心地よさ」が詰まっています。
柔らかく温かな肌触り、調湿効果、木の香り、経年変化を楽しむ味わいなど、暮らしの質をグッと高めてくれる要素がたくさんあります。続いては、柳杉羽目板が多くの人に選ばれている5つの効果を具体的にご紹介します。

効果1:柔らかく温もりのある肌触り

柳杉の魅力を語るうえで欠かせないのが、ふんわりとした柔らかい質感です。
木材自体がやさしい手触りを持っており、特に素足で触れる床面や、手が触れる壁面に使うと心地よさを実感できます。

読者の中には、「木って硬くて冷たいイメージがある…」という方もいるかもしれません。しかし、柳杉はその逆で、ほんのりとした温もりがあり、冬でも冷たく感じにくいです。これは、杉材の中でも繊維の密度が低く、熱を蓄えにくいため、体温が奪われにくいという特性があるからです。
家の中で“木のぬくもり”を実感したいなら柳杉羽目板はぴったりの選択肢です。

柳杉 羽目板

効果2:調湿効果で快適な室内環境に

柳杉は「呼吸する木」とも言われるほど、湿気を吸ったり吐いたりする性質を持っています
これは木材が持つセルロースやリグニンという成分の働きによるものです。つまり、空気中の湿度が高いときは湿気を吸収し乾燥しているときには水分を放出してくれます。
「梅雨のジメジメが気になる」「冬の乾燥でのどがイガイガする」そんな季節の悩みに、柳杉羽目板はしっかり応えてくれます。さらに、湿度のバランスが整うことで、カビやダニの発生も抑えやすくなり室内の空気環境も良好に保たれます。
住む人の体調にもやさしい空間をつくってくれる。それが柳杉の“自然の力”です。

効果3:木の香りがもたらす癒やし効果

「家に帰ると、木の香りにほっとする」。柳杉には、そんな声が多く寄せられる理由があります。それが、芳香成分「フィトンチッド」の存在です。これは森林の中にも多く含まれている成分で、心を落ち着かせたり、自律神経を整える効果があるとされています。
特に柳杉は香りがやさしく強すぎないのに心地よく長続きするのが特徴です。リビングや寝室など、リラックスしたい場所に使えば、一日の疲れもふわっとほどけていくような感覚になります。
天然のアロマに包まれるような暮らし。それを手に入れられるのが柳杉羽目板です。

杉 林

効果4:経年変化を楽しめる天然素材

無垢材の魅力といえば、「時間とともに味わいが深まること」でもあります。
柳杉も例外ではなく、年月を経るごとに色味が落ち着いた飴色へと変化していきます。「最初の赤白のコントラストも好きだったけど、経年で出てくるツヤもいいよね。」こういった声は、柳杉を実際に使っている方からよく聞かれます。
紫外線や空気に触れることで少しずつ変化していく様子は、まさに“素材が呼吸している”証拠です。ビニールクロスや合板では味わえない、本物の木だけが持つ時の美しさです。
経年変化が楽しめるということは、長く大切にしたくなるということでもあります。使い込むほどに愛着がわき、自分だけの空間になっていくのも柳杉の大きな魅力のひとつです。

効果5:和風にも洋風にも馴染むデザイン性

柳杉のもうひとつの強みは、どんなインテリアスタイルにも自然に溶け込むことです。
木目の表情が豊かなので、和の空間にもマッチしますし、ナチュラルモダンや北欧風のテイストにも馴染みます。たとえば、和室では畳や障子と組み合わせて落ち着きのある空間になりますし、洋風の部屋では白壁とのコントラストで木目が引き立ち、おしゃれなアクセントとして映えます。
施工の仕上がりを見て、「まさかこんなに空間が変わるなんて!」と驚かれることもあります。まさに、“暮らしを引き立てる名脇役”として、多くの空間で重宝されているのが柳杉羽目板です。

無垢羽目板 イメージ

以上のように、柳杉には木材が持つ特性によってさまざまな効果が得られます
柳杉同様に、針葉樹には似ている性質があるので、お好みに合わせて選ぶのも良いかもしれません。無垢材という自然素材だからこそ味わえる魅力や、自然素材だからこそ起こる現象などを事前に確認し、自分たちの理想に沿ったものを選ぶことで、納得のいく羽目板(内装材)選びが実現します。実際にお手元で確認できる無料のサンプル請求もございますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

柳杉羽目板の施工事例

柳杉羽目板の施工事例①|福島県 個人住宅の和室
柳杉羽目板が持つ自然な風合いは、和室との相性が抜群です。
今回ご紹介するのは、福島県の個人住宅で採用された腰壁に柳杉羽目板を使った事例です。
畳との組み合わせにより、木のぬくもりと和の落ち着きが感じられる空間が完成しました。香りや質感を楽しみながら、家族が自然と集まる心地よい空間に仕上がっています。

詳しくはこちらの施工事例ページをご覧ください➡︎ 柳杉羽目板 施工事例(福島県 個人住宅)

柳杉 羽目板

柳杉羽目板の施工事例②|いわき市 ホルモン華炎様(飲食店)
いわき市にあるホルモン華炎様の店舗内装に、柳杉羽目板が採用されました。
店舗の雰囲気づくりにおいて、内装材の印象はとても大切です。木の温もりと上質さを兼ね備えた柳杉が、お店の空間をグッと魅力的に演出しています。

詳しくはこちらの施工事例ページをご覧ください➡︎ 飲食店 柳杉羽目板 施工事例(いわき市 ホルモン華炎)

柳杉 羽目板

柳杉羽目板の施工事例③|福島県 個人住宅(天井・壁)
最後にご紹介するのは、福島県の個人住宅で天井と壁に柳杉羽目板がふんだんに使用された事例です。
アガチス羽目板との組み合わせにより、木の美しさが引き立ち、まるで“木に包まれるような空間”が完成しています。

詳しくはこちらの施工事例ページをご覧ください➡︎ 柳杉羽目板 施工事例(福島県 個人住宅:天井・壁)

柳杉 羽目板 壁

柳杉は、腰板や天井板、フローリングに至るまで人気のある樹種です。
今まで紹介してきた柳杉の魅力が、空間のアクセントやデザインとなり、居心地の良い空間を提供してくれます。

また、天然木材.comでは、この柳杉を加工したCBCシリーズという商品もご用意しております。
CBCシリーズは、柳杉にオイル塗装を施した天然木材.comのオリジナル商品になります。 その絶妙な色合いが味わいを演出し、内装のインテリアに合わせて選択できるのも嬉しいです。
ぜひ、CBCシリーズも含め、柳杉の商品や施工事例を参考にしてみてください。

柳杉羽目板の取り扱い

無垢材は「扱いが難しそう」と思われがちですが、ポイントさえ押さえれば柳杉羽目板も長く快適に使えます
ここからは、日々のお手入れや経年変化を楽しむための工夫を紹介します。
天然木ならではの美しさを保ちながら、メンテナンスの負担も最小限に抑えるコツを押さえておきましょう。

傷や汚れを防ぐ日常のお手入れ方法
柳杉羽目板は柔らかい木材なので、ちょっとした衝撃でもキズがつきやすい一面があります。とはいえ、日々の使い方とケアを少し工夫するだけで、木の美しさを長く楽しむことができます。
例えば、「壁に家具を直接当てない」「掃除機のヘッドがぶつからないように気をつける」など、小さな配慮が大きな違いを生みます。
また、掃除は基本的に乾拭きがベストです。水拭きは避けるか、固く絞った布で軽く拭く程度にとどめましょう。
日常使いで特別な道具は不要で、大切なのは「優しく扱う」ことです。

お手入れのコツ一覧
▶︎ 柔らかい布での乾拭きを基本にする。
▶︎ 汚れが付いたらすぐに軽く拭き取る。
▶︎ ワックスや洗剤の使用は事前に確認する。
▶︎ 家具の脚にはフェルトを貼って接触を防止する。
▶︎ 直射日光が長時間当たらないように工夫する。

こうした配慮だけで、柳杉の魅力をぐっと長持ちさせることができます。

柳杉 掃除 メンテナンス

柳杉羽目板のまとめ

今回の記事では、柳杉という木材の特徴から羽目板としての魅力、さらに実際に使われた施工事例までを詳しくご紹介しました。
柳杉は杉材の中でも個性が際立ち柔らかな肌ざわりや美しい木目調湿性や香りといった「自然素材ならではの心地よさ」を兼ね備えています。
また、住宅だけでなく、飲食店などの商業空間にもよくマッチし、訪れる人に安心感ややすらぎを与えてくれる素材でもあります。

上記でご紹介した施工事例のように、柳杉羽目板は空間の主役にも、名脇役にもなれる優れた素材です。
経年変化も楽しめ、使い込むほどに愛着が深まる木材だからこそ、「長く住み続ける家」や「お客様を迎える場所」にこそぴったりです。

自然素材を使って快適な空間をつくりたい方、木の温もりを暮らしに取り入れたい方は、ぜひ柳杉羽目板の導入を検討してみてはいかがでしょうか。天然木材.comでは、豊富な在庫と無料サンプルサービスもご用意していますので、まずは実物を手に取って確かめてみてください。

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天然木材.comは木材専門の販売店として、羽目板だけではなく、床に張るフローリングや、デッキ材内装の建具に至るまで、豊富な商品バリエーションをご用意しております。また、オリジナルの天板やオーダーメイドの要望にも対応可能です。
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コラム監修者からのメッセージ

監修者

監修者:滝口 敦

(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)

木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。今回の無垢羽目板商品も含め、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良い無垢材を提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。

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