無垢床材の選び方と種類をプロが解説!

無垢床材の種類と選び方をプロが解説!

無垢床材は、天然の木材をそのまま加工したフローリング材で、
自然な風合いや温もりを楽しめることから根強い人気があります

 

しかしフローリングは種類がとても多く、それぞれの特徴や適した用途を知らずに選んでしまうと

「思ったより傷がつきやすかった」
「メンテナンスが大変だった」

と後悔することもあります。

 

今回の記事では、最新のフローリング人気ランキングをもとに、

おすすめの無垢フローリングとその選び方を詳しく解説します!

さらに、

①無垢床材のメリット・デメリット、
②適した用途、購入のポイント

についても詳しく紹介していきますので、
「どの床材を選べばいいかわからない・・・!」
と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

無垢フローリング

【今回の記事のポイント】
✔️最新の人気ランキングを紹介!
✔️無垢床材のメリット・デメリットと用途別の選び方を解説

初稿:2025/1/21

《目次》
無垢床材とは?人気の理由と基本知識
無垢床材の人気ランキングをご紹介
無垢床材のメリット・デメリットについて
無垢床材の選び方〜用途別おすすめポイント
無垢床材の施工方法と購入のポイント

無垢床材とは?人気の理由と基本知識

無垢床材とは、天然の木材をそのまま加工したフローリング材のことです。

接着剤を使用せず、木そのものの質感香りを楽しめるのが特徴です。
一般的なフローリング材には、表面だけ無垢の木で製材された「複合フローリング」もありますが、
無垢材は調湿効果が高く木のぬくもりをダイレクトに感じられるため
自然派志向の方やフローリング材を長く使いたい方に多く選ばれています。

また無垢床材には
「広葉樹」と「針葉樹」
の2種類があり、特性が異なるため
それぞれの特性を知ることが適切なフローリング材選択につながります。

ここからは無垢材と複合材について詳しく解説していきます!

フローリング


「無垢」フローリングと「複合」フローリングの違いは?


無垢フローリングと並んでよく比較されるのが複合フローリングです。

無垢フローリングは天然木を100%使用して作られているのに対し、
複合フローリングは複数の層を重ねて作られ、合板の上に薄い木材を貼り付けたものになります。

どちらにも良さがありますが、無垢フローリングと複合フローリングの特徴は下のようなものが挙げられます。

【無垢フローリングの特徴】
経年変化を味わえる(味が出る)
調湿効果があり、湿度を調整する
長持ちしやすく、削って再生できる
自然な風合いと質感を楽しめる

無垢フローリング

【複合フローリングの特徴】
湿度変化に強く変形しにくい
価格が比較的安価
◎デザインのバリエーションが豊富
メンテナンスが容易

「無垢床材は傷つきやすい」「複合フローリングは耐久性が高い」といった違いがあり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。自然な風合いを重視するなら無垢床材、コストやメンテナンス性を優先するなら複合フローリングを選ぶのが基本です。

複合フローリング

続いては無垢床材の種類を大きく分ける「広葉樹」と「針葉樹」の違いについて説明します。

広葉樹と針葉樹、どちらを選ぶべきか?
無垢フローリングには大きく分けて「広葉樹」と「針葉樹」の2種類があり、それぞれに特徴があります。

広葉樹の特徴(例:オーク、ウォールナット、チークなど)
◆硬くて丈夫
傷がつきにくく、耐久性が高いです。
◆木目が美しい
高級感のある仕上がりになります。
◆踏み心地が硬め
クッション性が低めで、長時間歩くと疲れやすいです。
◆価格がやや高め
成長に時間がかかるため、供給量が少ないです。

無垢フローリング

針葉樹の特徴(例:ヒノキ、パイン、スギなど)
◆柔らかく温かみがある

ほんのりクッション性があり、素足で気持ち良いです。
◆調湿効果が高い
室内の湿度を適切に調整してくれます。
◆香りが良い
ヒノキやスギにはリラックス効果のある香りがあります。
◆傷がつきやすい
広葉樹に比べるとへこみやすいです。

複合フローリング

広葉樹と針葉樹、どちらを選ぶべき?

どちらのフローリングが良いかは、使う場所やライフスタイルによって異なります。
たとえば、リビングやキッチンには硬くて丈夫な広葉樹のフローリング、寝室や子ども部屋には柔らかく温かみのある針葉樹のフローリングがおすすめです。

無垢フローリング

無垢床材の人気ランキングをご紹介

無垢床材にはさまざまな種類がありますが、特に人気が高いのがオーク(ナラ)チークヒノキの3種類です。それぞれ特徴が異なり、用途や好みによって適した床材が変わります。ここからは、最新の人気ランキングをもとに、これら3種類の無垢床材の特性や魅力を詳しく解説します。どれを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

オーク

第1位:人気No.1の定番素材オーク(ナラ)

オーク(ナラ)は、無垢フローリングの中で最も人気のある樹種です。その理由は、耐久性の高さと美しい木目にあります。

【オークの特徴】
◆硬くて丈夫
傷やへこみに強く、長期間使用できる。
◆木目が美しい
ナチュラルで上品な雰囲気を演出できる。
◆調湿効果が高い
湿度を適度に調整し、快適な室内環境を維持できます。
◆塗装や加工の自由度が高い
オイル仕上げやウレタン塗装など、好みに合わせた加工が可能です。

オークはこんな人におすすめ!
・長く使える耐久性の高い無垢床材を探している人
・インテリアに合わせやすいナチュラルなデザインが好きな人
・ペットや子どもがいる家庭で傷や汚れが気になる人

オークは価格も比較的手頃で、住宅用の無垢床材として最もバランスの取れた選択肢といえます。

オーク
チーク

第2位:高級感と耐久性を兼ね備えた木材の女王チーク

チークは、世界三大銘木の一つとされる高級木材です。見た目の美しさだけでなく、油分を多く含んでいるため、耐水性や耐久性が非常に高いのが特徴です。

【チークの特徴】
◆耐水性が高い
水や湿気に強く、腐食しにくいです。
◆重厚感のある色合い
深みのあるブラウン系の色合いで高級感を演出できます。
◆経年変化が楽しめる
時間が経つほど味わいが増します。
◆天然の油分が多く、メンテナンスが楽
汚れが付きにくく、お手入れが簡単です。

チークはこんな人におすすめ!
・高級感のある落ち着いた空間を作りたい人
・水回り(キッチン・洗面所)にも無垢床材を使いたい人
・長く使うほど味わいが増す床材を求めている人

チークは価格がやや高めですが、その分耐久性が高く、長期間使用できるため、投資価値のある無垢床材といえます。

チーク
ヒノキ

第3位:日本の伝統的な無垢床材ヒノキ

ヒノキは、日本の伝統的な建築にも使用される高級木材です。独特の香りやリラックス効果があり、無垢フローリングとしても高い人気を誇ります。

【ヒノキの特徴】
◆香りが良い
ヒノキ特有の香りにはリラックス効果がある。
◆防虫・抗菌効果
カビやダニを防ぐ作用があり、衛生的です。
◆柔らかく、温かみのある踏み心地
冬でも足元が冷たくなりにくいです。
◆経年変化でツヤが増す
使い込むほど美しい光沢が出ます。

ヒノキはこんな人におすすめ!
・自然の香りを楽しみながらリラックスできる空間を作りたい人
・子どもやペットがいる家庭で、肌触りの良い床材を選びたい人
・和風のインテリアやナチュラルなデザインを好む人

ヒノキは日本の気候に合った床材で、特に寝室や和室、リラックススペースに最適です。

ヒノキ
他にも、種類やバリエーションが豊富な無垢フローリング材のランキングについては、下記からご覧いただけます。カテゴリー別でもご覧いただけるので、用途に合わせて理想のフローリングをお探しください。
住宅以外にも店舗などの商業施設向けのランキングやお買い得商品も掲載しております。

無垢床材のメリット・デメリットについて

無垢床材は、天然木の風合いや調湿効果など、多くの魅力を持つ一方で、傷つきやすさや価格の高さといった注意点もあります。ここからは、無垢床材を選ぶ前に知っておきたいメリットとデメリットを詳しく解説します。「自然素材の床に憧れるけど、実際どうなの?」と気になる方は、ぜひ参考にしてください。

無垢フローリング

無垢床材のメリット ​​​​​​
自然素材ならではの魅力

無垢床材の魅力は、自然の温もりや美しさをそのまま楽しめることです。ほかのフローリング材にはない、独特の風合いと機能性を持っています。

1. 温もりのある質感と美しい木目
無垢床材は、天然木の持つ温もりがダイレクトに感じられるのが最大の魅力です。冬でも冷たくなりにくく、裸足で歩くと心地よさを実感できます。

2. 調湿効果で快適な空間を保つ
無垢材は湿度の変化に応じて吸湿・放湿を行うため室内の湿度を自然に調整してくれます。これにより、夏はサラッと涼しく冬は乾燥を防ぐ効果があります。

フローリング 裸足

3. 経年変化を楽しめる
使い込むほどに色合いやツヤが増し、味わい深い風合いになります。長く愛用することで、自分だけの特別な床に育っていく楽しさがあります。

4. 身体に優しい自然素材
化学物質を含まない無垢材は、アレルギーの心配が少なく小さな子どもやペットにも安心です。特にヒノキやスギなどは、防虫・抗菌作用も期待できます。

5. 傷がついても補修できる
無垢床材は傷がついても、ヤスリで削るなどの補修が可能です。長期間使用できるため、結果的にコストパフォーマンスが高いともいえます。

無垢床材のデメリット
注意すべきポイント

無垢床材には多くの魅力がありますが、導入前に知っておくべきデメリットもいくつかあります。

1. 傷やへこみがつきやすい
無垢床材は、広葉樹・針葉樹を問わず、一般的な合板フローリングよりも柔らかいため、家具の移動や物を落とした際に傷がつきやすいです。特に、針葉樹(ヒノキやパイン)は広葉樹(オークやウォールナット)よりも柔らかく、へこみができやすい傾向があります。

2. 価格が高め
無垢床材は、加工や材料費がかかるため複合フローリングよりも価格が高いことが多いです。ただし、耐久性が高く長持ちするため、長期的に見るとコストパフォーマンスは悪くありません

フローリング 傷

3. 湿度による伸縮がある
無垢材は、湿気を吸ったり放出したりする性質があるため、季節によって多少の伸縮が発生します。そのため、施工時に適切な隙間を設けないと、膨張や収縮で反りや割れが起こる可能性があります

4. メンテナンスが必要
無垢床材は、定期的なメンテナンスが必要です。特に、オイル仕上げの床材は、半年〜1年ごとにオイルを塗り直すことで、美しい状態を保つことができます。

5. 床暖房に向かない場合がある
無垢材は熱を吸収しやすいため、床暖房との相性が悪い場合があります。ただし、最近では床暖房対応の無垢床材も販売されているため、事前に確認することが重要です。

オイル塗装

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無垢床材の選び方〜用途別おすすめポイント

無垢床材を選ぶ際は、使う場所やライフスタイルに合った種類を選ぶことが重要です。例えば、ペットや子どもがいる家庭では傷に強い木材、店舗や商業施設では耐久性の高い木材、床暖房を使う場合は熱に強い木材が適しています。続いては、用途別に最適な無垢床材の選び方を紹介します。「どの木材を選べばいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。

ペットや子どもがいる家庭向けの無垢床材
ペットや小さな子どもがいる家庭では、傷がつきにくく、滑りにくい床材を選ぶことが大切です。

おすすめの木材
◆オーク(ナラ)
硬くて耐久性が高く、傷がつきにくいです。
◆チェストナット(クリ)
適度な硬さと弾力性があり、滑りにくいです。
◆アカシア
硬めの木材で傷が目立ちにくいです。

選び方のポイント
▶︎硬めの木材を選ぶ
柔らかい針葉樹(ヒノキやパイン)は傷がつきやすいため避ける。
▶︎表面加工にこだわる
滑りにくいオイル仕上げやブラッシング加工がおすすめです。
▶︎メンテナンスしやすい木材を選ぶ
汚れや水に強い木材を選ぶとお手入れが簡単です。

ペットがいる家庭では、爪が引っかかりにくい滑らかな木目の床材を選ぶと安心です。また、小さな子どもがいる場合は、肌触りが良く安全な自然素材の床材を選ぶと快適に過ごせます。

子供 無垢フローリング

店舗や商業施設におすすめの無垢床材
店舗や商業施設では、人の出入りが多いため耐久性が高く傷がつきにくい無垢床材が求められます。また、空間の雰囲気を演出するために、た目の美しさや高級感も重要なポイントです。

おすすめの木材
◆ウォールナット
深みのある色合いと高級感が魅力です。
◆オーク(ナラ)
耐久性が高く、どんなインテリアにも馴染みます。
◆チーク
耐水性・耐久性に優れ、高級感があります。

選び方のポイント
▶︎耐久性が高い広葉樹を選ぶ
多くの人が歩くため、硬く傷がつきにくい木材が適しています。
▶︎デザイン性も考慮する
高級感のあるダークカラーや個性的な木目の木材を選ぶとおしゃれな空間になります。
▶︎メンテナンスのしやすさも重要
汚れやすい場所には、耐水性のあるチークなどが最適です。

飲食店やカフェなどの店舗では、油や水に強い木材を選ぶことで、長く美しい状態を保てます。

ブラックウォールナット

床暖房に対応できる無垢床材の選び方
無垢床材は湿度や温度の変化で伸縮しやすいため、すべての無垢材が床暖房に適しているわけではありません。床暖房対応の無垢材を選ぶことが重要です。

おすすめの木材
◆オーク(ナラ)
硬く、収縮が少ないため床暖房との相性が良いです。
◆メープル
乾燥に強く、耐久性も高いです。
◆チーク
油分が多く、乾燥による割れや反りが起きにくいです。

選び方のポイント
▶︎床暖房対応の無垢材を選ぶ
すべての無垢床材が床暖房に適しているわけではないです。
▶︎薄めの無垢材を選ぶ
厚みがあると熱が伝わりにくいため、12mm〜15mmの厚さがおすすめです。
▶︎施工方法も重要
接着剤で固定する「直貼り工法」を選ぶと、床暖房との相性が良くなります。

床暖房対応の無垢床材を選ぶことで、冬でも足元が暖かく快適な空間を作ることができます。

無垢フローリング

無垢床材の施工方法と購入のポイント

無垢床材を導入する際には、適切な施工方法と信頼できる販売店の選び方が重要になります。無垢材は湿度や温度の影響を受けやすいため、施工時のポイントを押さえておくことで、長く快適に使うことができます。
また、無垢床材は種類が多く、販売店によって品質や価格が異なります。特に初めて無垢材を購入する方にとっては、どこで購入すれば良いのか迷うことも多いでしょう。ここからは、無垢床材の施工に関する基本的なポイントと、おすすめの購入先として「天然木材.com」を紹介します。

無垢フローリング

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コラム監修者からのメッセージ

監修者

監修者:滝口 敦

(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)

木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。今回の無垢フローリング商品も含め、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良い無垢材を提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。

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