腰壁に羽目板を活用!魅力的なインテリア

腰壁に羽目板を活用したインテリア

無垢羽目板は、木材を製材し、内装用の建材として利用される製品です。樹種や表面の仕上げ方法によって印象も変わり、内装に彩りを与え温もりやデザイン性を高めることができる素材です。羽目板と腰壁(腰板)を組み合わせることで、インテリアの印象を大きく変えることができます。今回の記事では、無垢羽目板の素材の特徴と活用方法について詳しく解説します。

羽目板 内装 腰壁

【今回の記事のポイント】
✔️羽目板と腰壁の特徴がわかる
✔️羽目板と腰壁の活用方法やポイントがわかる

初稿:2024/12/20

《目次》
羽目板と腰壁の基本知識について
羽目板を施工するためのステップ
仕上げの見切り材を設置
羽目板のインテリア活用術
無垢羽目板のまとめと注意点

羽目板と腰壁の基本知識について

羽目板とは・・・

羽目板は、インテリアに立体感を与えるための素材で、木材から作られています。
さまざまな材質や仕上げの種類があり木目の美しさや温かさを生かした空間作りに最適です。例えば、無垢材の羽目板は、木の自然な風合いが魅力で、高級感あふれる空間を演出できます。一方、塗装された羽目板は、さまざまな色や質感を選ぶことができ、部屋の雰囲気に合わせて自由にデザインできます。また、近年では、木目調のシートを貼り合わせた合板製の羽目板も販売されています。合板製なので、天然木に比べて価格が抑えられ、扱いやすいというメリットがあります。

無垢羽目板 腰壁

腰壁とは・・・

腰壁は、壁の下部分をカバーする構造で、装飾と保護の目的があります。一般的には、床から1メートルほどの高さに設置され、壁面の一部を強調したり、空間を仕切ったりする役割を果たします。
腰壁には、木材やパネル、レンガなど、さまざまな素材が使われます。木材製の腰壁は、羽目板と同様に、木の温かみや自然な風合いを感じることができます。また、パネル製の腰壁は模様やカラーのバリエーションがあり、デザイン性が高く、モダンな空間にもよく合います。レンガ製の腰壁は重厚感があり、レトロな雰囲気を演出できます。

腰壁 柳杉

材質の選び方・・・

羽目板と腰壁の材質を選ぶ際は、耐久性や見た目の印象を考慮することが重要です。例えば、リビングや寝室など、人が集まる空間には、傷つきにくく、耐久性のある木材を選ぶのがおすすめです。また、湿気の多い場所には、耐水性に優れた木材や、防腐処理された木材を選ぶようにしましょう。見た目の印象としては、木の自然な風合いを生かした無垢材や、塗装によって個性的な空間を演出できる塗装材など、さまざまな選択肢があります。

羽目板を施工するためのステップ

STEP1:準備と材質選び

まず、施工を始める前に、必要な工具と材料を確認し安全対策を整えておきましょう
工具としては、電動ドリル、インパクトドライバー、ノコギリ、金槌、レベル、メジャーなどが必要です。材料は、羽目板、腰壁材、下地材、巾木、見切り材、釘、ビス、接着剤などです。また、安全対策として、保護メガネ、手袋、マスクなどを着用しましょう。
もちろん、施工に慣れている業者様は全てご存じかと思いますので、DIYに挑戦するという方はご参考になさってください。

STEP2:下地と幅技の取り付け

まず、羽目板や腰壁をしっかりと固定するための下地を取り付けます。下地材には、木材や金属製の部材が使われます。下地材を壁に固定したら、巾木を取り付けます。巾木は、床と壁の境目を隠すための部材で、羽目板や腰壁の仕上げにも役立ちます。巾木は下地材にしっかりと固定水平になっていることを確認しましょう

内装工事 下地処理

STEP3:羽目板の施工

続いて、羽目板を下地材に固定していきます。
羽目板は通常、上下から釘やビスで固定します。羽目板を並べていく際は、隙間ができないように注意し、水平になっていることを確認しながら取り付けましょう。羽目板の継ぎ目は、できるだけ目立たないようにランダムに配置することをおすすめします。

羽目板の施工は、DIYでも手軽に行えると人気があります。
新築で腰壁を依頼する以外にも、部分リフォームやリノベーションにて採用されるケースも多く、壁面に無垢材が施工されるだけで、内装の雰囲気もガラリと変わり、模様替えとしてもおすすめです。

無垢羽目板の施工事例をご覧になりたい方は ​​​​​​
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仕上げの見切り材を設置

見切り材の役割

見切り材は、羽目板や腰壁の端を仕上げきれいに見せるために重要な部材です。
見切り材には、さまざまな種類があり、素材やデザインによって、空間の印象が変わります。例えば、木製の見切り材は、羽目板や腰壁との調和がとれ、温かみのある空間を演出できます。一方、金属製の見切り材は、スタイリッシュな印象を与え、モダンな空間にもよく合います。

羽目板 キッチン 見切り材

取り付けの手順

見切り材は羽目板や腰壁の端に合わせて、しっかりと固定します。
必要に応じて、ノコギリでカットして調整することも可能です。見切り材を固定する際は、釘やビスを使用したり、接着剤で貼り付けたりと、素材や設置箇所の状態から判断します。見切り材の取り付けが完了したら、水平になっていることを確認しましょう。

仕上げと確認

全ての材がしっかりと取り付けられていることを確認し、仕上げを行います。
仕上げには、塗装やワックス、オイルなどを使用します。塗装をする場合は、下地処理を行い、均一に塗布しましょう。ワックスやオイルを塗布すると、木材の保護と美観を保つ効果があります。仕上げが完了したら、もう一度、全体を確認し、問題がないかチェックしましょう。

無垢羽目板 腰壁

羽目板のインテリア活用術

リビングルームでの活用

腰壁や羽目板をリビングに使うことで、落ち着いた雰囲気を演出することができます。例えば、テレビの後ろやソファの後ろに腰壁を設置することで、空間を区切り、リビングにアクセントをつけることができます。また、羽目板を壁一面に張ることで、温かみのある空間を作り出すことができます。リビングのインテリアに合わせて、羽目板の色や材質を選ぶことで、個性的な空間を演出できます。

無垢羽目板

ベッドルームでの使用

自然素材を取り入れることで、快適でリラックスできる寝室の雰囲気を作ります。ベッドのヘッドボード部分に羽目板を使用したり、壁の一部に腰壁を設置したりすることで、寝室に温かみや落ち着きを与えることができます。また、羽目板の色や材質をベッドカバーやカーテンの色と合わせることで、統一感のある空間を作ることができます。

和室や居室での使用

無垢羽目板は、古い時代から採用されてきた内装でもあります。木の持つ特性を生かし調湿効果を最大限に利用するために壁面に腰壁を施工した建物は多いです。日本家屋やお城でもその形跡が伺え、日本らしさも垣間見えます。そのため、和室での使用も最適で、畳との相乗効果で室内環境を快適にしてくれます。

和室 羽目板

オフィススペースや店舗での使用

プロフェッショナルな空間を作り出すために、シンプルな色合いで腰壁を使うのも効果的です。オフィススペースや店舗に羽目板を設置することで、空間にメリハリが出て、集中しやすい環境を作ることができるでしょう。また、用途に合わせて、腰壁にホワイトボードを取り付けたり、棚を設置すれば、ミーティングスペースや商品棚としても活用できます。
それとは別に、無垢羽目板を内装のデザインとしてアクセントに採用するケースもあります。テナントやショップ、飲食店の店舗など、店のコンセプトやイメージに合わせて選択するのもおすすめです。

無垢羽目板

無垢羽目板は一般的な腰壁のように使うこともできれば、天井や壁面軒天などに施工して、空間のアクセントとして選ばれるケースも増えています。空間のインテリアやデザインに沿って、好みのものを選択し、理想の空間を作り上げることができます。
また、無垢羽目板は、カラーや木目板に現れる節などバリエーションに富んでいます塗装や仕上げ加工によっても異なる表情を見せてくれます。代表的なオーク材から国産杉、人気のアガチスやレッドシダーなど、それぞれの特徴を理解した上で選択することで、より理想への追求ができるでしょう。

もし、気になる羽目板や、デザインに合わせて選びたいという方がいらっしゃいましたら、無料サンプルがおすすめです。実際に目で見て触れて、確認することができるので、イメージもしやすくなりますよ。

無垢羽目板のまとめと注意点

羽目板と腰壁を活用する上での注意点

木材は、湿気や乾燥に弱いため、適切なメンテナンスが必要です。
定期的に、木材にワックスやオイルを塗布することで、木材の保護と美観を保つことができます。また、湿気の多い場所では、木材が腐ったり、カビが生えたりする可能性があるため、換気を心がけましょう。

実際に施工する際のアドバイス

初心者でもスムーズに施工を行うためには、事前の準備と調査が鍵となります。施工方法や必要な材料、工具などを事前に調べて、計画的に作業を進めましょう。また、施工中にわからないことがあれば、専門業者に相談することも大切です。

無垢羽目板
ご自宅や店舗、オフィスなどに羽目板を取り入れたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、高品質で多樹種の無垢材の取扱いを誇る当社へお気軽にご依頼ください。送料や価格、納期についての案内やお問合せも受け付けております。通信販売にて、全国各地のお客様へ向け、最短では当日発送を行うなど、お客様の期待にお応えいたします。(※地域によってお届け日が異なりますのであらかじめご理解の上、了承ください。なお、沖縄・離島に関しては別途、見積もりをお出しいたします。)
天然木材.comでは、木材のバリエーションや専門知識のあるスタッフとのやりとり、迅速な対応で個人のお客様はもちろん建設会社・設計事務所・工務店など各所からご注文をいただいております。また、インターネットの通信販売にて全国販売が可能となり、日本各地からお問合せをいただきます。サイズや数量、配送・納品まで、さまざまな面でお問合せ可能ですので、気になる無垢商品がございましたらお気軽にご連絡ください。

コラム監修者からのメッセージ

監修者

監修者:滝口 敦

(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)

木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。今回の無垢羽目板商品も含め、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良い無垢材を提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。

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最終更新日: