ペットに優しい無垢床の魅力と選び方
無垢材の床は、その自然な風合いと温かみが魅力で、多くの家庭で選ばれています。しかし、ペットと暮らす家庭では、無垢床が適しているのか気になるところです。今回の記事では、ペットに優しい無垢床の特徴や選び方について解説していきたいと思います。
【今回の記事のポイント】
✔️ペットに優しい無垢床の特徴がわかる
✔️ペットがいるご家庭におすすめの商品がわかる
初稿:2024/8/22
《目次》
・ペットへの影響と無垢の特性について
・ペットと無垢床の相性の良い選び方
・無垢床のメンテナンスについて
・無垢床をペットのために選ぶポイント
・ペットと無垢床についてまとめ
もし、店舗やショップ、ホテルなど法人・個人に問わず、ペットのいる空間での無垢フローリングをご検討されている方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。木材専門店の天然木材.comでは豊富な樹種を取り扱い、幅広い商品展開でお客様の理想の無垢床材をご提供いたします。
また、店舗やショップの施工をされる業者様、工務店様向けに、特別仕切り価格もご用意しておりますので、ぜひ、こちらからお問合せください。
ペットへの影響と無垢の特性について
無垢材の床は、天然木そのものをそのものを使用した床材であり、化学物質を含まないため、ペットにも安全だとされています。無垢以外のフローリング材でも化学物質を含まないものなどもありますが、天然素材をそのまま活かした無垢材は、安心安全にご利用いただける商品です。
また、無垢は木本来が持つ、自然の調湿効果があり、水分を吸収・放出する作用があるため、室内の湿度を適度に保つことにも繋がります。他にも、無垢材の自然な芳香や消臭効果によって快適な空間を保ちやすかったりもするので、ペットにも良い影響を与えます。さらに、無垢材の柔らかさは動物の身体の関節にも負担を掛けにくく、足腰にも優しいという、健康に対してもメリットがあります。
ただし、無垢の中でも樹種が豊富にあり、全てが調湿効果に優れ、芳香などがあるわけではありません。樹種によって特性も様々ですので、それぞれの樹種の性質を見極めながら、ペットや自分たちに最適なものを選ぶことが良いでしょう。
特に調湿効果が期待できるとされているのは、杉やヒノキといった針葉樹です。針葉樹は柔らかさもあり、伸縮性もあるため、調湿効果に優れています。
商品詳細や施工事例が掲載されたカタログも同封いたしますので、イメージも付きやすく参考になるかと思います。お気軽にお問合せください。
ペットと無垢床の相性の良い選び方
無垢材の中でも、ペットと相性の良い種類を選ぶことが重要です。
硬度が高く、傷が付きにくい木材を選ぶと、爪や噛みつきによる傷や汚れを最小限に抑えることができるでしょう。例えば、オークやナラなどの硬い樹木は耐久性もあり、ペットの爪にも強いです。猫など爪研ぎの習性がある場合には、そういった面も含めて無垢床を選ぶ必要があります。
オークなどは広葉樹に分類され、耐久性も高く、良質なものも多く、幅広い用途で利用されています。また、広葉樹は木目も美しく、仕上げ加工によって表情を変えたり、塗装によって風合いを変化させることもできます。
中には、ペットの足腰を思い、クッション性のあるシートタイプのフローリングやクッションフロアなどを選択される方もいらっしゃいますが、傷がついて下地材が見えてしまうケースも少なくありませんし、ニオイ成分が付着して中々ニオイが取れないという話も伺います。ペットの身体の状態や習性、その子の特徴などに合わせて床材を選んであげると、ペットにとっても過ごしやすく居心地の良い快適空間が手に入ります。
最近は、ペットショップやトリミングの店舗、ペットホテルなどからのお問合せもいただくようになりました。ペット需要が増加し、ペットのための施設も増え、ペットに快適に過ごしてもらえるような環境づくりに余念がありません。犬・猫・爬虫類・小動物などペットの種類や犬種、大型や小型などのサイズに合わせて床材を分別しているところもあります。
無垢床のメンテナンスについて
無垢の床は、適切なメンテナンスを行えば、長く美しさを保つことができます。
ペットがいる家庭の場合、定期的な掃除と共に、表面にオイルを塗布するなどのメンテナンスを行うことで、床材の保護ができます。表面に塗布するオイルの成分が気になるという方は、天然由来の成分の自然オイルもございますので、そちらを採用いただければと思います。ペットだけでなくお子様がいる環境でも安心してご利用いただけます。
その際には、固く絞った雑巾などを利用して水分をしっかりと拭き取ってあげるようにお願いいたします。
無垢床をペットのために選ぶポイント
ここからは、無垢床をペットのために選ぶポイントとして簡単に解説していきたいと思います。
先ほどからお伝えしていることのおさらいにもなりますが、以下のポイントに注意をして無垢床を選べば、失敗なく、ペットも人も快適な空間をつくることができるでしょう。
1:耐久性の高い木材の選択
2:木目が目立つ樹種
3:表面の仕上げ方法
4:メンテナンスの容易さ
5:滑りにくい床材
以上の5つに注意しながら、一緒にいるペットの状況や性格、身体的特徴を考慮し、上手に床を選んでいきましょう。
1:耐久性の高い木材の選択
こちらについては、先ほどもお伝えした通り、ペットの爪や噛みつきによる傷を防ぐため、耐久性が高いものが適しているということになります。先ほども紹介したオーク(ナラ)はもちろん、メープルやアッシュ(タモ)なども硬く弾力性があり、傷が付きにくく、色合いも明るいので、華やかな印象に仕上げることができます。
2:木目が目立つ樹種
こちらも先述したように、木目がハッキリとした木材を選ぶことで、万が一傷が付いても目立ちにくくすることができます。木目の表情が豊かで傷がカモフラージュされやすいものを選択するといいかもしれません。
3:表面の仕上げ方法
オイルフィニッシュは自然な風合いを保ちながら、表面に傷が付いた場合でも部分的な修復が可能です。ペットのいるご家庭でも扱いやすいのでお勧めです。他にもよく耳にするウレタン塗装などは、表面に強い保護膜を形成するため、傷や水分にも強くなり、掃除もしやすくなります。ただし、硬すぎて滑りやすくなる可能性もあるので、事前に注意しながらの使用、もしくは、ペットの動きに注意が必要です。元気いっぱいに走り回る子や、ジャンプして飛び跳ねることが多い場合はウレタン塗装は避けた方が良いかもしれません。
4:メンテナンスの容易さ
ペットがいるとどうしても床が汚れやすくなってしまいます。そのため、メンテナンスの容易さは意外と重要なポイントでもあります。オイル仕上げの床は、汚れた部分だけを再仕上げすることもできるため、清潔さや美しさを保持しやすいです。その都度とはいかなくても、定期的に汚れが目立つ部分をメンテナンスするだけでもその後の長持ちに大きく差が出てきます。
5:滑りにくい床材
犬種やサイズ感にもよりますが、ペットが滑って転んでしまうと、関節に負担がかかってしまうこともあります。常に滑りやすい床で生活をさせてしまうとペットもストレスを感じたり、身体への影響も出てきてしまい、酷い場合は手術になってしまうこともリスクとして考えられます。犬や猫のように四足歩行をする動物は、腰回りや足腰周辺の可動域が広い分、外れやすかったりするそうです。
以上のようにペットが快適に暮らせるように、無垢フローリングの選択には配慮していきましょう。
ペットに最適な無垢床を選ぶ際に、実際にお手元で確認したいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ、無料サンプル請求をお試しください。豊富な商品ラインナップで、ペットにとっても住む人にとっても理想のフローリングが見つかります!
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ペットと無垢床についてまとめ
無垢材の床は、その自然な美しさとペットに優しい特性から、ペットと共に暮らす家に適しています。適切な木材の選択と定期的なメンテナンスを行うことで、ペットとの生活をより快適に、そして長く楽しむことができるでしょう。
もし、ペットのいる環境でフローリング選びにお悩みの方や、商品をお探しの方がいらっしゃいましたら、高品質で多樹種の無垢材の取扱いを誇る当社へお気軽にご依頼ください。もちろん、ペットショップやトリミング店、ペットホテルを運営・経営されているオーナー・会社様からのお問合せも承っておりますし、施工を行う業者様からのお問合せもお待ちしております。
送料や価格、納期についてのお問合せも受け付けておりますし、通信販売にて、全国各地のお客様へ向け、最短では当日発送を行うなど、お客様の期待にお応えいたします。(※地域によってお届け日が異なりますので予めご理解の上、了承ください。なお、沖縄・離島に関しては別途、見積もりをお出しいたします。)
コラム監修者からのメッセージ
監修者:滝口 敦
(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)
木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。今回の無垢フローリング商品も含め、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良い無垢材を提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。