無垢材と人気のインテリア空間
今回は無垢材と人気のインテリア空間ということで、最近人気が高い無垢材を使用したインテリアについてご紹介していきます。無垢材は昔から世界中で愛されてきた素材です。木の香りや表情、経年変化を楽しめるのが特徴で、実際に無垢材は味わいや温もりだけでなく、強度や耐久性においても建材として実績があります。
海外では未だに家具やインテリアなどでも幅広く利用されていて、その雰囲気が人気で日本でも無垢材を使用したインテリアが人気になってきています。特に有名なのは北欧インテリアですが、カリフォルニアスタイルや南仏風なども最近では人気が出てきています。
無垢材の特徴や種類なども含めてお話していきたいと思います。また、無垢材は他の建具よりもより自然に近い木材です。それに伴う注意点などもお伝えできればと思います。無垢材を使用した建具やインテリアを取り入れたい方はもちろんですが、無垢材の予備知識について知りたい方も参考にしていただければと思います。
【今回の記事のポイント】
✔️無垢材とインテリアについてが理解できる
✔️無垢材の種類や魅力、注意点がわかる
更新日:2024/6/16
初稿:2021/2/17
《目次》
・無垢材とは?
・無垢材とインテリア
・無垢材の種類について
・無垢材の魅力と注意点
・無垢材とインテリアについてまとめ
無垢材とは?
山や森で育った樹木を伐採し、伐採した丸太を必要な大きさや形に成形した木材を無垢材と言います。原木をそのまま利用しているのでより自然を近くに感じる素材です。加工をせずにそのままの原木を利用することで、木の持つ香りや温もりがダイレクトに楽しめるのが無垢材の良いところです。
無垢材の使い道は?
昔から無垢材は建材として利用されることが多く、柱や梁など住宅の骨格とも言える重要な部分だけでなく、建具や仕切り枠、和室の床の間などでも広く採用されてきました。更には敷居や鴨井などの細かい部分にも使われ、用途に合わせて使うことが出来る木材です。海外だけでなく、日本においても現在まで残っている歴史的な建造物には必ずと言っていいほど無垢材が使用された木造建築が多くあります。
古い時代から使用され、今もなお住宅の様々な場所で利用される無垢材ですが、一般的に多く利用されているのは無垢フローリングや無垢羽目板を使用した壁や天井などです。特に生活をする上で、滞在時間が長いリビングでの使用が多いです。家族が集まる空間で自然の温もりを感じ、快適な時間を過ごせるのは嬉しいですよね。
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また、住宅だけでなく、インテリアとして家具にも無垢材を使用するケースが増えてきました。原木をそのまま利用することで一枚板の表情豊かなダイニングテーブルが出来たり、キッチン廻りのカウンター板に無垢材を使ってみたりと、家具にも無垢材を使用することでお部屋中に無垢材の温かみが広がります。家具の場合だとマンションやアパートにおいても手軽に無垢材を取り入れることができます。
無垢材とインテリア
先ほども述べたように無垢材の活用方法は幅広くあります。新築や注文住宅など、設計・建築段階からこだわれる場合には柱や梁などの基盤となる箇所でも使用が出来ますし、フローリングや階段、細部だと框や鴨井などの細部でも使用が可能です。
今度は、無垢材をインテリアとして取り入れた際の実例を少しご紹介していきます。家にいながらも森林浴をしているように楽しめる無垢材、皆さんならどんな使い方をしますか?
こちらは無垢フローリングを使用したお家です。
無垢材の表情が美しく、シンプルな空間でも温かみが増します。
白壁との相性も抜群です!
無垢材のダイニングテーブル!
床も無垢材のフローリングになっており、自然光によって表情が豊かに見えます。
これだけ木に溢れると温かい雰囲気の空間が出来上がります。
無垢材を使用した階段です。
木目によって様々な表情が出て一段一段違うのが愛嬌がありますよね。
一段づつ木の種類を使い分けてみるのも良いかもしれません。
こちらは天井とフローリングに無垢材を採用!
クローゼットやパントリーとして使用する無機質な空間でも、このように木のぬくもりによって温かみが増します。
このように、無垢材を使用したインテリア空間は何よりも温かみが増します。床材を無垢フローリングにするだけでお部屋の雰囲気は一変しますし、ダイニングテーブルやソファーなどの家具を無垢材のものにするだけで存在感が違います。
やはり、木の木目や色合い、風合いによって空間に味わいが加わるように感じます。無垢材は一つとして同じものがないので、そういったところでも愛着や個性が出てきます。
無垢材を使用したフローリングなどは肌触りも良く、お子様がいらっしゃるご家庭でも安心して裸足で駆け回ることが出来ます。家にも人にも、環境にも優しい無垢材を使って、お家のインテリアをもっと楽しみませんか?
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無垢材の種類について
無垢材と言っても一括りで説明できないほど種類は色々。その中でも大きく分けると【広葉樹】と【針葉樹】と2種類で区別することができます。この広葉樹と針葉樹の中でも樹種は様々で、木の特性も異なります。
【広葉樹】の無垢材
◆ オーク
オークは無垢材の代表格とも言われ、耐久性と耐水性に優れています。美しい木目が魅力的で、傷付きにくくフローリングや家具など幅広く利用さてます。
オークの中でも種類があり、ホワイトオークやレッドオークなど色味が異なります。使用する場所の雰囲気や家具などに合わせて選ぶといいかもしれません。
◆ ブラックウォールナット
ブラックウォールナットとはクルミの木のことを指します。広葉樹の中でも高級な種類で欧米では古くからウォールナット時代なんて言葉があるほど人気共に普及が広がりました。
衝撃性にも強く、加工性においても優れているので細かい装飾を施し、美しく濃い焦げ茶色によって重厚感と高級感が溢れ、経年変化と共にツヤも増し、その存在価値は時が経つごとに増していきアンティーク家具としても人気があります。
◆ チーク
ブラックウォールナットと並び、高級木材として知られるチークですが、無垢材の中では耐久性や安定性に優れ、伸縮なども少ない万能木材です。昔から高級家具だけでなく、豪華客船の内装などにも使用されるなど人気が高いです。
長く使用することで色味や風合いに味わいが出てきやすいのもチーク材の魅力の一つです。木材の王様と言われるほど材料としても、人気としても需要が高く、世界三大銘木のうちの一つです。
【針葉樹】の無垢材
◆ 柳杉(スギ)
スギ材は古くから日本の建材として多く利用されてきました。スギ材は柔らかく、保温性もあり、香りが良いのも特徴なので無垢材はこの特徴を活かすには最適です。
古くから和室文化の日本では重宝される木材で、日本家屋には最適な素材です。しかし、スギの色合いから、和室だけではなく洋室にも合わせやすく、幅広いデザインで人気を集めています。
◆ パイン
針葉樹の中でも代表的で、柔らかく肌触りが良いのが人気の無垢材です。パインはアンティーク家具にも取り入れられ、ファンや愛用者が多くいらっしゃいます。
パイン材は経年変化が楽しめ、ヴィンテージ感が出てきます。産地の国や地域によって材質が異なり、同じパイン材でも様々な表情や個性を楽しませてくれます。
◆ ヒノキ
日本の高級木材と言えばヒノキですよね。水にも強いことで温泉やお風呂場などでもよく利用されます。香りもとても良く、リラックス効果が期待されます。
ヒノキも昔から建材としても幅広く利用さててきましたが、家具でもヒノキを使用したものをお部屋に置くだけでヒノキ特有の香りが楽しめます。
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無垢材の魅力と注意点
無垢材は木の種類によって特徴があるとお伝えしましたが、今度は無垢材の魅力と注意点についてご紹介していこうと思います。
1: 経年変化を楽しめる
無垢材は時間と共に、木の成分によって艶が出たり、色が変化したりします。この変化が味わいに変わり、皆さん同様に時を経て歴史と時間を刻んでいきます。使えば使うほどに自分仕様になっていくので、最終的にはオリジナルの材質として変わっていくのが魅力の一つです。
これは無垢材の持つ、優れた耐久性によるもので、耐久性があるからこそ時間が経っても劣化しにくく世代を越えて引き継がれるものとして知られています。アンティーク家具などはほとんどがそうですよね?無垢材を使用したアンティーク家具は長い歴史を過ごしてもなお、人気と価値が上がっていきます。皆さんも是非、自分たちだけのオリジナル無垢材を育てていってください。
2: 木の香りや表情などの味わいが豊か
多くのフローリングや羽目板や家具は「合板」や「集成材」というような人工木を使用したものが多いです。その場合、木の本来の香りや特徴が感じにくくなります。反対に無垢材の場合は、木そのものの特性を活かしているので自然の中にいて森林浴を楽しむような香りや味わいが生活の中で取り入れることが出来ます。
せっかく木を使うのであれば、こういった木の持つ特性を活かして使用することでより一層快適な空間を造り上げることが出来ると思います。壁や天井、フローリングに無垢材を使用することで杢目が柄となり、自然の模様が見えて魅力的です。
3: 個性的な出で立ち
無垢材は原木をそのまま利用します。ですから、同じ木目や味わいがないことが特徴です。実際にテーブル一つをとっても、同じ模様や表情にはなりません。また、樹種によっても色やツヤ感などが全く違ってきます。他と被ることがないので個性を出したい方にはピッタリです。
世界に一つだけの無垢材を楽しむ。それだけで贅沢な気分になります。現在は住宅も個性が出ているものが多くなってきました。住む人の生活スタイルに特化した住宅や、目的を持った住宅が増えたことで無垢材の需要も多くなったように感じます。また、使う場所によっても住宅の表情が変わりますからおすすめです!
4: 季節に合わせて順応する素材
木は天然の調湿効果を持っています。昔から木は呼吸をすると言って大工さんの間では有名です。夏場には余計な水分を吸収し、湿度を下げてくれて、冬場は乾燥した空間に水分を放出してくれます。これにより夏は涼しく、冬は暖かい、そんな快適な空間を保ってくれる万能な素材です。
これは無垢材にしか出来ない効果です。人工木では加工を施している為、木本来のこういった特性はなくなってしまいます。無垢材ならではの魅力を最大限に活かしつつ冷暖房なども設置することで最高の快適空間ができるかもしれません。
続いて、無垢材を利用するにあたっての注意点をお伝えしていこうと思います。魅力的な無垢材ですが、自然素材ということもあり、注意する点もあります。お部屋に取り入れる際には、この注意点も参考にしていってください。
1: 割れや反りが起こる場合がある
先ほど、無垢材は呼吸をするとお伝えしましたが、それによって木材は膨張と伸縮を繰り返すため、その特性から割れや反りが生じやすくなってしまいます。しかし、収縮などに関しては事前に処理を行うことで対策ができることもあります。
どうしても割れや反りをなくしたい場合は水分をあまり多く含まない無垢材を選ぶことがおすすめです。例えば硬く重厚感のあるウォールナット材などがいいかもしれません。施工前にきちんと乾燥が行き渡っていることで、この割れや反りの現象も少なくなります。
2: 色にムラがある
これは逆を言えば個性になって好まれることもありますが、合板のように色ムラが少なく、統一感を出したい方には気になるところかもしれません。無垢材は育った場所や環境、木の持つ個性などによって色ムラが起きます。
例えば、同じ樹種であっても産地が違うと色味が異なる場合もあるので、複数箇所から購入される場合などには気を付けて見てみるといいでしょう。敢えて産地の違うものを使用して色ムラをつくる施工の仕方もオリジナリティに溢れていてオシャレになるかもしれませんね。
3: コストが高くなりやすい
無垢材を使用すると建築費が高くなる傾向にあります。新築などを無垢材をふんだんに使用して木造住宅を建てると、通常の木造住宅より無垢材を使用した分、材料費がかかってきます。
既存の住宅の場合でも、床を無垢材に張り替えるとなると、コストと手間がかかる場合があります。しかし、これらは住宅によって変わりますから事前にご自身の住んでいる住宅環境や、新築の場合であれば「どこにこだわりたいか?」をきちんと見極めておくことが重要です。
無垢材は魅力的な素材です。他の集成材などに比べるとその分コストはかかります。ですから全てを無垢材にするのではなく、部分的に使用される方が一般的には多いです。こだわりたい部分や、譲れない部分だけに無垢材を使用することでコスト面においても抑えることが可能です。また、一つの手段としては、家具に無垢材を取り入れることも良いでしょう。
無垢材とインテリアについてまとめ
今までお話してきた通り、無垢材は様々な魅力があります。インテリアに取り込むには最適な素材でしょう。しかし、天然木ですから注意点もあります。無垢材の特徴を知っておくことは、この先も長く愛用する上では必要です。
無垢材を取り入れた住宅は、一見するだけでその存在感や温もりがダイレクトに伝わります。また、経年変化を楽しめることで一緒に成長し、見守ってくれるような愛着も湧きます。それ故に、お子様がいるご家庭には特に向いているでしょう。現在ではアウトレット商品や安い無垢材も多く出回ってきています。しかし、安いからと言ってあまり品質が良くないものを使用すると後々メンテナンスなどが大変になることも考えられるので専門店やメーカーでの検討をおすすめいたします。
また、木材は昔から各国で使用されてきたので流行りに流されることもないので、飽きも来ず、長年楽しめる素材です。無垢フローリングを全面に敷いても良し、ポイントで天井などに無垢羽目板を使用しても良し、要所で使用することで木材が引き立つこともあります。
是非、皆さんの理想のリビングやお部屋、そしてどんな暮らしをしたいか?をよくイメージしながら、後悔のないお家づくりをしていってください。木材のことなら何でもご相談ください。無料サンプルもございますので一度手に取って確かめてみるのもおすすめです。
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コラム監修者からのメッセージ
監修者:滝口 敦
(2級建築士・宅地建物取引士・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)MBA取得・既存住宅状況技術者)
木材の専門店として、今までも多くの木材を扱ってまいりました。今回のモンキーポットも含め、その経験と実績をもとに、今後も皆様にご満足いただけるよう、良い無垢材を提供していければと思っております。個人のお客さまも、法人・会社・業者様も含め、木材のことなら何でもお気軽にご相談くださいませ。