業者様インタビュー(小森工務店・小森専務)

業者様インタビュー(小森工務店・小森専務)

業者様インタビュー(小森工務店・小森専務)

小:(株)小森工務店 小森専務
滝:滝口木材(株) 滝口 彰弘
敬称略

滝:この度は私どものウッドデッキ材・セランガンバツーをご採用頂きまして誠にありがとうございました。それでは、まず初めに小森工務店さんにつきまして少し教えて頂けますでしょうか?

小:弊社は自社で設計・施工をしている工務店になります。父が二代目、私が三代目になりますが、祖父が創業してから約80年になります。

滝:80年ですか!創業されてから昭和・平成・令和と元号を3つまたいで来た非常に長い歴史があるのですね! また、その間いわき市に根を張って事業をずっとなされて来たのですね!

小:はい。祖父や父が作ってきた会社の歴史を引き継いでいける様、これからも頑張りたいと思います!

 

滝:弊社としましても、御社がこれからもより良い歴史を刻んでいける様、最大限ご協力させて頂きます!
では、今回セランガンバツーをご採用頂いた理由を教えて頂けますでしょうか?

小:今までは普段ウッドデッキを施工するのにウリンを使っていました。ウリンも非常に良い材料だと思いますが、セランガンバツーの方がウリンに比べると価格が若干安い、それから加工もしやすいということから、セランガンバツーを使い始めました。材質は堅いですが、ウリンに比べると柔らかいし、ビスもそんなに折れなくて、結構効きやすいです。
また加工もいいし、わりかし耐久性も確保出来ると思うので、最近はセランガンバツーを使っています。

滝:やはりウリンですとビスが効かなくて、ビス自体が折れてしまうということも、時々はありますか?

小:下穴を開けても折れることが結構ありますね。

滝:本当ですか!そういう意味ではセランガンバツーは適度に堅さもあるのでビスも入りやすくて良いということなんですね。

小:そうですね。ビスも入りやすいし、大工さんにも好評ですね。 

滝:分かりました。現場で施工されている方々にも良い評価を頂いている様で、私どももうれしい限りです。次に、セランガンバツーをお客様におススメしやすい点を教えて頂けますでしょうか?

小:耐久性と価格のバランスが取れていることですね。杉などの柔らかい針葉樹だとどうしても素材自体での耐久性が確保出来ず、塗装で耐久性を補うしかないんですが、セランガンバツーですと木本来の成分で長持ちするという点を伝えやすいのは大きな特長だと思います。例えば雨ざらしの部分であっても色は変わるけど腐ったりすることはほとんどありませんよ、という形で伝えると、お客さんも「ああ、そうですか。」と納得して下さり「じゃあやってみようか。」という形で進むことも多いので、そういった点で勧めやすいですよね。あとは既製品が嫌でやっぱり無垢材でやりたいという人も多いので、その様な人にはなおさら勧めやすいですね。 

滝:デッキ材は無垢・人工木含め弊社以外にもたくさんのメーカーが取扱をしていますが、今回弊社をお選び頂いた理由は何でしょうか?

小:出来れば私たちも近くの業者さんと取引がしたいという方針がありまして、今回タイミング良く知り合いの方から滝口さんを紹介して頂いたので、それだったら頼みたいなということで、お付き合いさせて頂いてます。

滝:ありがとうございます。それではセランガンバツーを発注される際に、どの様なことに気を付けていますか?

小:セランガンバツーは比較的狂いも少ないのが良いですね。ウリンなどは反りや曲がりが結構多く、それを直しながら施工するので、通常はロスを見込んで一割ぐらい多めに発注していました。ですがセランガンバツーはわりかしまっすぐなので、余分に発注する必要が少ないのと、あとは長さの種類が多いので、ロスが少ない分非常に助かります。

滝:なるほど。サイズもそれなりにあって、割とロスなく施工が出来る様な形になっているということですね。

小:そうですね。

滝:分かりました。ちなみにセランガンバツーを施工される際に、どの様なことに気を付けていますか?

小:セランガンバツーはわりかし施工が楽だと私たちは思っているので、気を付けることというと、特段ないというのが正直なところです。

滝:ではセランガンバツーを含めた堅木をデッキ材として採用される場合、施工する際に気を付ける点はどういったところでしょうか?専門家としてコメントをお願いします。

 

小:ウリンやセランガンバツーは堅木なので、逆目が立ちやすいんですよね。ですのでデッキを素足で歩きたいというご要望は多いのですが、小さいお子さんが逆目の部分のささくれでケガをしない様に、というのは気を付けていますね。逆目の対策としては木目を見て、悪かったら削ったり、サンダーを掛けたりしてやる様にはしています。逆目立ちのささくれによるケガがやっぱり一番怖いですよね。
※逆目とは、木材の繊維の方向(木目)が逆になっていること。 または木材を削る際、木目に逆らって削ること。 逆目方向に削るとささくれや欠けが生じやすい。

滝:そうですね。

小:デッキ材で使われる様な広葉樹は堅いので、ささくれが足の裏に文字通り刺さるんですよ。

滝:はい、そうですね。

小:ただ、セランガンバツーについては多少逆目は立ちますけど、そこまでひどくはないかなとは思っています。あと施工上で一番の注意点は、やはりビスの打ち方ですね。手間は掛かりますが、ビスがきれいに入る様に下穴と皿取穴(ビスの頭を納めるための穴)の2つを開けています。それだけは注意してやる様にしています。

滝:弊社のセランガンバツーを知って、一番驚いたことがあれば教えて下さい。

小:セランガンバツーという材種自体知ってはいたのですが、今までセランガンバツーはほとんど使ったことがなくて、一番驚いたのは、そこまで堅くないなということですかね。イペやウリンはめちゃくちゃ堅くて材料をカットするだけで煙が出るじゃないですか。だけどセランガンバツーはスライド丸鋸でカットしていても煙が出る様な感じもないし、加工がしやすいという点が一番驚きました。 

滝:イメージしていたよりも思ったほど堅さがなくて、意外と施工がしやすいんだなあというところが一番驚かれた点でしょうか?

小:そうですね。あと、4m位の長い材料を頼んでもそんなに反りがない点も驚きました。以前ウリンを頼んでいた際は結構反りがある材料が多く、大工さんが
ぐっーと力を入れて直して無理矢理施工したりしていましたが、セランガンバツーはそういったことはないですね。なのでそれは一番助かります。

滝:それでは最後に何か一言お願いします。

小:セランガンバツーはまだ使い始めて間もないので、これからどういう風になっていくのかというのが結構楽しみではあるんですけれども、どちらかというとやっぱりシルバーになっていく木ですか? 

滝:はい、何も塗らないとシルバーグレーに退色します。それが良いという方もいらっしゃいますし、やっぱりそれが嫌だという方は塗装をするという選択をされますね。

小:でも、どの木を使っても何も塗らないとシルバーになりますからね。

滝:なりますね。それを防ぐために例えば自然塗料メーカーのリボス社の製品ですとタヤエクステリアで塗装をするという選択肢を選ぶ方もいらっしゃいます。

小:なるほど。でもシルバーになるのは良いので。これからどんな雰囲気になるのかは楽しみではありますね。それから、セランガンバツーは雨に当たってもアクがあまり出ないですよね。

滝:はい、出ません。

小:あんまり出ないですよね。ほとんど出ないといっても良いのかな?
ウリンとかはすごく出るじゃないですか。

滝:ウリンは出ます!はい。

小:なので、アクも出ないし私たちにとっては楽だなあと(笑)

滝:分かりました。弊社のセランガンバツーに大変ご満足頂き、私どももうれしい限りです。これからもどうぞよろしくお願いします。小森専務、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

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