無垢フローリングは動きますか?|天然木材.com

無垢フローリングは動きますか?

程度の差はありますが、動きは見られます。なお、動きには2種類あります。
■幅反り 全体が波を打つように反ります。主に柔らかい針葉樹の幅が広いものに発生します。 つまずいて転ぶ様なものではないので、それを一つの模様としてお楽しみ頂けます。主な症状として、つなぎ目の部分が浮いている様な感じになります。定規の様な真っ直ぐなものを置くとそれが分かりやすくなります。 この幅反りを避けたい方は、下記の条件をお守り下さい。 ①針葉樹の一枚ものは避ける ②110mm以上の幅広ものは避ける                                                               ■木材の伸縮で出来た隙間 木材は年々痩せて行く傾向にあります。 水漏れなどの極端な水分を含まない限り、施工された初年度の7月~8月が 最も膨らんだ状態になります。(寒冷地除く) それを経て徐々に木材は痩せて、床材と床材の間に隙間が発生します。       写真「無垢フローリングの隙間」をご覧下さい。隙間が目立ちますね。(要写真)                                          一方、写真「複合フローリングの隙間」はどうでしょう。 隙間がほとんどありません。 実は写真のカバザクラ材は2㎜単板を貼った合板床材なのです。 パッと見た感じは私でも無垢と複合の区別がつきません。 区別するなら、スキマの有無のみです。(要写真)                                                        以上のことから、隙間が嫌いな方は下記の条件をお守り下さい。 ①幅が広い無垢フローリングは避ける。 ②複合フローリングにする。 ③どうしても無垢フローリングが良い場合は、幅の狭いものにする。
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