合板フローリングに無垢フローリングの重ね貼り施工は出来ますか?|天然木材.com

合板フローリングに無垢フローリングの重ね貼り施工は出来ますか?

基本的には重ね貼りはお勧めしていません。理由として下記の6点を挙げます。                 

1.既存のフローリングは表面が平滑に見えても、経年変化によって微妙に波打っていることが多く、重ね貼りをすると新しいフローリングと古いフローリングの間に小さな隙間が出て、床鳴りがしたり、場合によってはフローリングそのものが波打ったりすることもあります。

2.既存のフローリングとその下地の間に空洞がある可能性があるので、重ね張りすると踏んだ時にその空洞が沈む事により音が発生するリスクがあります。

3.既存のフローリングと下地との接着が不十分である可能性があるので、新規で施工した無垢フローリングの伸縮によって、接着の弱い箇所がはがれてしまい盛り上がるリスクがあります。

4.既存のフローリングにワックスなどが塗られている場合、接着剤の効きが弱くなり、または効かない事により空洞ができて床鳴りのリスクがあります。

5.既存のフローリングに不陸があり、床が平滑に仕上がらない可能性があります。

6.既存のフローリングに釘が効かない可能性があり、施工性が悪くなります。                           

そのため、一度既存のフローリングを剥がして頂き、下地処理からやり直して頂きます様、お願い致します。どうしても重ね貼りをする場合は「床鳴りの可能性があること」「フローリング が波打つ可能性があること」をご承知の上、工事を行って下さい。

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