フローリングの表面が白くなって来た。どうしたら良いですか?
ブラックウォールナットなどの色の濃い木は塗装後、表面が白くなる現象が発生することがあります。実はこのような現象はどの木材でも発生しているのですが色の濃いブラックウォールナットなどは表面が白く見えてしまうのです。
【濃い色のフローリングの表面が白くなる原因】
①オイルのふき戻し自然塗装はオイルを塗ると、必ず「ふき戻し」と言ってオイルが表面に戻って来ます。そのオイルがフローリングの表面で乾燥してしまった場合、白くなります。
②オイルのワックス成分が表面で白く残っている植物オイルの中には日常生活ですぐに水分などが浸み込んでいかない様にカルナバなどのワックス成分が含まれていることがあります。このワックス成分が木部に浸み込みきれずに乾燥し白くなります。
③水拭きなどをして表面が毛羽立っている無垢フローリングは水拭き厳禁です。水拭きをすると表面が毛羽立ってしまい、色の濃い木材は表面が白くなってしまいます。
④「界面活性剤」などによる油の「乳化」
フローリングをそれが含まれる溶液で掃除をした後に養生をすると、高確率で白濁化します。
【表面が白くなった場合の対処方法】
まず使う道具です。
・600番のサンディングペーパー
・施工時に使った塗料
・掃除機
※POINT※
塗料は最初に塗布したものをご用意下さい。
また、塗装の前にワックスや蜜蝋などを塗ると「ふき戻し」を起こしやすくなるのでご注意を。
では補修をしていきましょう。
STEP1
白くなっている板全体をサンディングペーパーで削って下さい。
ここでのポイントはあまり力を入れ過ぎないこと。
優しく全体的に均一になるよう削っていきましょう。
STEP2
削って出て来た粉を、掃除機などでしっかりと吸い取ります。
STEP3
キッチンペーパーなどを使い塗料を塗っていきます。
範囲が広い場合にはTシャツなどの着古した布を使いましょう。
タオル生地は繊維が付いてしまうので使わないのが塗装をする際のポイントです。
塗料が乾けば完成です!このようにとても簡単にメンテナンスが可能です。