フローリングにはどんな種類があるのですか?|天然木材.com

フローリングにはどんな種類があるのですか?

弊社では無垢フローリングを中心に販売しておりますが、ほかにもいろいろなフローリングがありますので、ご紹介させて頂きます。

【無垢フローリング】
完全に自然の木材だけを使用したフローリングです。弊社の主力販売商品です。
☆メリット
・耐久性がある。
・自然の木だけを使用しているので、傷が付いても削って補修することが出来る(オイル塗装の場合のみ。ウレタン塗装は専門業者でないと不可)
・木の香りがする。
☆デメリット
・無垢材特有の伸縮があるので、季節によって小さな隙が出たりすることがある。
・自然の木なので、部位によって色の差や木目の差があり節などが入る場合もあるので均一した表情を求めることは出来ない。
・水拭きが出来ない。
【複合フローリング】
大きく分けてフローリングは「無垢フローリング」と「複合フローリング」に分けられます。複合フローリングは基材の「ベニヤ」の表面に化粧板を貼ったフローリングのことを指します。この複合フローリングですが、表面の化粧板にどのようなものを貼るかによって、さらに3つに分かれます。
①フローリングの表面が木目柄でプリントされたシートタイプ
ハウスメーカーさんの住宅やマンションなどの標準仕様のフローリングのほとんどはこのシートタイプが標準になっています。
☆メリット
・プリントシートなので価格が安い
・表面がプリントなので木目や色が大きく変わることがない。
・無垢材のような伸縮がないのでクレームが少ない。
☆デメリット
・表面がプリントシートなのでUV塗装などでコーティングをしないと傷がついた時に基材のベニヤまで見えてしまうため、フローリングが工業製品のように人工的な雰囲気になる。
・オイル塗装が出来ない。
・傷がついたらタッチアップ、もしくはリペア業者でしか対応が出来ない。
②フローリングの表面の無垢板が1mm以下の「突き板」タイプ
木材業界では表面の無垢板の厚みによって明確に呼び方を変えています。表面の無垢板が1mmもしくは0.6mm以下のものを「突き板」、1mm以上のものを「挽き板」と呼んでいます。ただし、大工さんや建築業者さんでもこのことを知らない方も多く、表面の無垢板の厚みに関わらず、無垢単板貼りフローリングを全て「突き板」と呼んでおられる方が多いのが実情です。そのため弊社では無垢単板貼りのことを一律「複合フローリング」としてホームページでは表記させて頂いています。
☆メリット
・薄くても表面が無垢板なので、シートタイプに比べると自然の無垢材の雰囲気が味わえる。
・無垢材に比べれば価格は安い。
☆デメリット
・板が薄いのでオイル塗装は出来ず、表面塗装はUV塗装になる。そのため傷が付くなどしても自分で表面を削って傷を目立たなくさせることは出来ない。
・丸太をスライスしていくので「板目」が多くなる。
・表面の単板が自然の木なので色むらや節が入るなど、表面の表情はばらつく。
③フローリングの表面の無垢板が1mm以上の「挽き板」タイプ
挽き板タイプは丸太をスライスするのではなく、鋸で製材したタイプになります。そのため「突き板」に比べて「柾目」が一定割合、入ってくる可能性があります。弊社の複合フローリングはほとんど「挽き板」タイプになります。
☆メリット
・表面の無垢板の厚みがあるのでオイル塗装が可能。
・表面の無垢板の厚みがあるので小さな傷などであればサンディングペーパーなどで削って傷を目立たせなくすることが出来る。(植物オイル塗装の場合のみ。ウレタン塗装の場合は専門業者のみ対応可能)
☆デメリット
・表面の単板が自然の木なので色むらや節が入るなど、表面の表情はばらつく。
・無垢材ほどではないが、表面の板が無垢材である程度厚みがあるので、伸縮が発生する。
 
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