床鳴りについて
初稿日:2020/08/28
投稿日:2024/02/13
床鳴りとは?
床鳴りとは、フローリングや階段を歩いた際に床板がきしみ音を出すことです。
床を踏んだときに、「ギシギシ」「ミシミシ」という音が気になった方はいませんか?
「床鳴り」と呼ばれるこの症状にはいくつかの原因があります。
床鳴りは、新築でも建物の年数が経っていても起こり得ることです。
原因は、フローリングそのものに原因がある場合とフローリング以外の部分に問題がある場合があります。
床鳴り原因①住宅の老化
住宅は年月が経過すると経年劣化による歪みが生じます。
床下から上昇する湿度や乾燥により水分吸収を繰り返すとひずみが生じたり
地震や、地盤変化などで住宅自体が傾いたりすることで床鳴りを発生させます。
床鳴り原因②床材の劣化
床材は、気温や湿度の変化で乾燥や湿気を吸収し伸縮や変形が生じます。
この伸縮によって、床にへこみや隙間を作り木材のつなぎ目がこすれて音が鳴ってしまうのです。
フローリングは実(さね)同士が組み合わさってできていることから、「さね鳴り」とも呼ばれます。
床鳴り原因③床下の骨組みの腐食
床下もフローリングと同じ原因です。
木材の伸縮や腐食、床の下の土台や骨組みが擦れると床鳴りを生じます。
床鳴り原因④シロアリによる劣化
シロアリは湿気がある場所を好みます。
特にキッチンや洗面所、トイレといった水回りは湿気も多く木材も傷みやすいためシロアリが好む傾向があります。
水回りで床鳴りがする場合は、シロアリによって構造体が食べられてしまっている可能性があります。
早めに工務店や業者さんに相談し対応して下さい。
床鳴りの対処方法とは?
木材を使ったフローリングは、水分や温度の影響を受け膨張したり収縮したりしてしまうので
室内の湿気を適切に保つことが重要です!
また、定期的な床のメンテナンスをし、ワックス掛けを行うことで床板自体のダメージを防ぐことができますよ!
最後に
経年劣化やシロアリ被害などが原因で修繕をお考えの方は「フローリング全体を張り替える」または「自然塗料でメンテナンスをする」を検討しても良いと思います。
床鳴りに関する悩みやその他疑問、張り替え費用につきましても是非一度お気軽にご相談ください。