無垢羽目板【アガチス】
アガチスの特徴
◾️緻密な肌目で独特の光沢が特徴
◾️加工も容易で塗装ののりも良い
◾️経年変化によって飴色へ美しく変化
適用場所
◾️壁・天井・軒天・外壁
メリット
◾️耐久性・耐水性に優れている
雰囲気
◾️周囲との調和が取れた味わいある空間づくりに最適
《目次》
・アガチスの特徴について
・アガチス羽目板の施工事例をご紹介
・アガチス商品一覧
アガチスの特徴について
アガチスは、東南アジアを中心にニュージーランド、フィジーなどを含むオセアニア一体に広く分布する針葉樹になります。それぞれの国によって呼び名や、木材の特徴に少し違いがあり、特にオセアニア地方では「カウリ」と呼ばれ、直径が数メートルもある樹は「神木」として信仰の対象になったりもしています。
日本では、「ナンヨウカツラ」、「ナンヨウスギ」、「ナンヨウヒノキ」などと呼ばれ、高度経済成長期などに大量に流入しました。安価で、使い勝手もよく、当時の住宅には飾りの木材としてもかなり使われていました。しかし、現在では環境保護の観点から伐採量がコントロールされており、徐々に希少価値が高まってきている木材です。
※類似木材(ホワイトオーク/米松/ヘムロック/シナなどなど他多数)
そんな神木ともされ、希少価値も高まっているアガチスが人気なのは、独特の光沢を持ち、ノーブルなたたずまいを創り出すからでしょう。希少価値が高まり、伐採量が規制されるようになって、無垢フローリングのように大量に使用するというよりかは、羽目板としてインテリアのアクセントに使う方が多くなってきています。
アガチスの用途
アガチス材には節がなく、松などの針葉樹らしからぬ落ち着いた風合いや、表面を磨くとにじみ出てくる独特の光沢が、高く評価されています。その為か、今では壁板や天井、無垢フローリングや窓枠、窓台などの造作材、ドアなどの建具材に至るまで幅広く使われています。
アガチスは、特に洋室との相性は抜群で、ノーブルで気品のある風合いは多くのアガチスファンを魅了しています。
木材のグレードや加工によって価格も異なり、サイズなどもいくつかある中での購入が可能です。
アガチスの材色は
アガチス材の材色については、桃色を帯びた灰褐色ないし、淡黄褐色になり、辺材は淡灰褐色で個体による差があります。無垢フローリング材としては優しいナチュラルな色味になります。
木材らしい風合いをだし、カジュアルな雰囲気にもシックな雰囲気にも相性抜群です!
材質について
木材の硬さについては、針葉樹にしては珍しく、比重が高くやや硬めの材質になります。木材としての最大の特徴は、年輪がはっきりしていないこと!
針葉樹は通常年輪がはっきりしているのが特徴ですが、アガチスは逆に年輪がわかりづらく、先ほどの硬さ同様、広葉樹のような特徴が見られます。
年輪というのは、夏に育つ部分と、春に栄養を蓄える部分とで成長差が生まれることで発生します。四季がはっきりしている場所で育つとくっきりと表れますが、アガチスが多く分布する東南アジアは常夏なので、それが表れにくいということです。