ペットとフローリングのある暮らし
最近は愛犬、愛猫などのペットが増え、家族の一員としているのが当たり前になってきましたね!近頃では子供の出生率よりもペットを愛育している家庭の方が多いとか…4世帯に1世帯はペットがいる時代みたいです。
また、昔は外での飼育が当たり前だったのも家庭内で一緒に生活するスタイルが一般的になり、人間だけではなく、ペットたちにも快適な生活環境が求められるようになりました。
そのうちの一つとしてフローリングの在り方。ペットと共に快適に暮らせるフローリングがあればきっと家族みんなで快適な生活を送れるのではないかと思います。
ペット用の様々なサイズのシートやマットもありますが、私たちは無垢のフローリングをお勧めします。
実際、お客様からもこのような声は多く、わんちゃんや猫ちゃんは、私たち以上に床との接触が多いのは間違いありません。ペットが快適であることもこれからはフローリング選びの一つとして判断基準になると思います。
動物の特性や趣向なども伺いつつ、みんなに優しいフローリング選びを行っていけたらと思っています。
ペットにも優しい無垢フローリングをお求めの方や、フローリング選びに悩んでいる方は是非、無料サンプルで本物をお手元で実感してみませんか?また、フローリング選びにお困りの方などお気軽にお問い合わせください。
ペットにはフローリングは滑りやすい?
室内でペットを飼われている方はわかると思いますが、フローリングによってはツルツルのフローリングで爪のカチカチしいた音が鳴ったり、たまにすべりやすく、転んだりと歩きづらそうにする子もいます。
こういった現象はペットたちにとってはとてもストレスで、体調不良の原因になったり、股関節の怪我などに繋がりやすくなります。歩くことがストレスになってしまうと、歩くことを極力避けるようになり、運動不足へも繋がりますし、家主さんに甘えるようになって家主さんたちも世話が大変になり兼ねません。
特に硬いフローリングになってくると、こういった現象は起こりやすいかもしれません。
また、コーティング方法にもよりますのでそこはペットに合わせて選んであげたり、ペットの導線にはカーペットやラグ、マットなどを置いてあげるのも解決策の一つになるのでおすすめです。
ペットが好むのは弾力があって滑りにくいのが理想と言えます。それに合わせた木材や加工を施したものを選んであげたり、最近ではこういったペットに配慮し対応したフローリングも出てきているので、ペットに合わせたフローリングを選んであげることも可能です。
ペットが排泄物をしてしまったら?
次に多いのが臭いや染みによる心配です。
ペットが間違って排泄をしてしまった場合、すぐに対処出来ればいいんですが、外出中で不在だったりと対処が遅れてしまうことがあります。そんな時、放置しておくとその分、床に染み込んでいってしまったり、臭いがついて消えなかったり…なんてことも。
その為には耐水性のあるフローリングや、汚れや染みになりにくい素材を選ぶことも大切ですし、消臭効果のある床材などをペットのトイレやゲージ周りなどで使用するという風に場所によって材質を変えたフローリングを用いる方もいらっしゃいます。
食べこぼしや排泄などをしてしまった場合には水拭きがOKで簡単に拭きとれるものも重宝されます。とは言いつつ、最近のペット用品は高性能のモノも増えました。こういったお悩みを改善する為、消臭効果がアップしたものは一段と増えていますし、トリミングやお風呂などのお店も増え、臭い自体が薄くなるというか、それほど気にならなくなってきたようにも感じます。
ひっかき傷に強いか否か?
猫ちゃんなんかは特にですが、本能的・習性的に爪を研ぎます。ひどい場合は壁紙など至るところでその傷が見つかります…
その為、傷に強いものや、傷がついても腐食しにくいフローリング、味わいに変わる床材を選ぶのがオススメです。
傷の程度にもよりますが、そこから腐食したり、カビが生える可能性もありますので傷が付きにくく、傷が付いても目立ちにくい色や柄を選ぶのもいいかもしれません。
フローリングは光の反射によって見え方が変わるものが多いので、そういったところも考慮してフローリング選びの際には色んな角度から光を当てて見てみるのもいいかもしれません。
無料サンプルの用意があるので、是非、お手元で光の見え方や傷のつきやすさなど体感してみてください。
ペットとフローリングについてまとめ
以上がペットと暮らすにあたってフローリングの在り方として必要な知識のまとめになりますが、やはり生態が違う生き物がともに快適で、何不自由なく生活するのは難しく、お互いが歩み寄って寄り添うことが一番重要なんだなとつくづく感じました。
そういった事も含くめてペットを飼い、生活する人の愛情深さの中には、責任感や使命感などもあり、子育てと同じ感覚になるのもわかります。そのせいか、子供が産まれたと同時にペットを飼うのがいいなんていう話も聞きますが、こういったところからも少なからず影響があるのではないでしょうか。
近頃はマンションやアパートにおいてもペットを飼うことを許可している物件が増えています。その背景から、床材・フローリングも見直され、中古物件では床のリノベーションも当たり前になってきています。加工技術の進歩や材料の開発が発達してきたお陰で、今までは大掛かりだった床のリノベーションも、より簡易的になり、今ではdiyでも施工できてしまう時代になっていますよね。
床やタイルが変わるだけでお部屋の雰囲気も一気に変わりますし、生活環境によってフローリングを選べたり、その上ペットとも一緒に過ごせるなんてまだまだフローリングの可能性は色んなところにあると思います。
【番外編コラム】~浮造り~
【浮造り】(うづくり)って皆さん、聞いたことありますか?実はこちらもご紹介したいんですが、これは一般的なフローリングと違って、表面の木目をあえて出し、表面に凸凹の質感をつけた木材になります。
昔の家ではよく目にしたかもしれませんが、最近では装飾の羽目板として使用したりする程度で、あまり需要がありませんでした。
しかし、この浮造りがまた再熱しだしてきていて、これまでお話してきたペットとの暮らしでも見直されているみたいです。と言うのも、表面に凸凹があることで、多少の刺激とクッションになったり、そもそも凸凹しているので傷が付いても目立ちにくいのが理由だったりします。
今までは針葉樹が適していると、素材も針葉樹が多かったんですが、技術の進歩により広葉樹でも加工可能になり、色や材質も幅広く楽しめるようになりました。
これがデザイン的にも、板や木材の特性としての効果も含めて好評だったそうです。
春目(はるめ)と冬目(ふゆめ)の凹凸がストッパー効果に繋がり、足袋を履いて走っても止まりやすかったみたいです。まさに車の冬タイヤのような役割です。その上、凹凸の肌触りも良く、裸足で歩いていても肌心地がよく、自然を感じられるものとして人気でした。
現在でもお寺や神社などでは多く見られるので、皆さんも一度は浮造りの床を歩いたことがあるのではないでしょうか?肌へのフィット感が子供から大人、お年寄りにも優しく、それが足腰への負担も少なく、歩きやすいと思います。
また表面に塗装をしないことが多いので、夏場は涼しく、冬場は木のぬくもりで温かいようです。自然派の方にはとてもオススメです!
なぜ、表面を塗装しないかと言うと、塗装をすると木が呼吸をしづらく、調湿機能が働きにくいからです。
特に昔は針葉樹がメインで杉材が多く、梅雨時期には吸湿し、乾季には放湿する自然の調湿効果が備わっているので敢えて邪魔をしないスタイルで素材を活かしていたわけですね!
本当に、今の技術もさることながら、昔の人の知恵や工夫ってすごいですよね!